初めての快感、初めての関係 (Page 2)

はだけたシーツを両手で持って、身体を隠した。

「平井さんの肌、とてもきれいなですね、感度もいいし」

「え…な、何したんですか?」

口の中が痺れて、きちんと話せているような感じがしない。

麻田さんはポケットからスマホを出して、私の前に座った。

「濡れているの感じませんか?」

紅くなった私の顔を優しく触り、私は咄嗟にうつむいて身体を後ろに引いた。

(やだ…凄い濡れてる…)

「島本?…うん…ありがとう、バー閉めた?…はい、お疲れさま」

(バー閉めた?え?…)

「私、実はあのバーのオーナーで、島本に…あ、マスターに、頼んだんです。平井さんと二人きりにさせてくれって…」

(何この展開。二人きりになりたかったのは、私のほうだと思ってたのに)

「凄くいやらしかったですよ。喘ぎ声も堪らなかったなぁ。それに、平井さんのここ、すぐ濡れた…」

「や、やン…」

シーツの間から、麻田さんは濡れた秘部を撫で、思わず出た声に恥ずかしさが増した。

(私、麻田さんとセックスしたんだ…)

身体の芯が熱くなって、息遣いが荒くなっていく。

セックスで演技をしてきた私にとって、麻田さんの言葉や、自分の身体の変化にどうしていいのか分からなかった。

「私がここを舐めると、平井さん可愛い喘ぎ声ですぐイッて…。我慢できなくて、すぐ入れちゃいました…」

「あ、あのぉ…あぁッん…それ本当の話…んんッ」

身体の中がムズムズする。

麻田さんの指が、クリトリスを何度も撫でる。

「バーで話してて気付いたんです。平井さん私のこと好きなんだなって」

「ぁッあぁぁッ、手、はぁああン、離してください」

「そんな声でいわれて、こんなに溢れてきてるのに、無理ですよ」

麻田さんは指を数本、秘部の中に入れてきた。

「あぁッぁぁあぁあン、あさ、麻田さん」

「あぁ…流里、こんなに濡らして…まだほしい?」

「ぁあああぁ、麻田さん…」

下の名前を耳元で囁かれ、私は身体をよじらせた。

黒いシーツがスルっと床に落ち、裸の姿になった私のなかで、麻田さんは指を動かし始めた。

「流里って呼ぶと、中が締まったんですよ、さっきも」

下腹部の奥が鳴き、私の中に愛液が溢れていく。

「ほら、どんどん濡れてくる」

わざと水音を立てて、中で指を泳がせる。

「ぁあああぁぁああぁッあぁぁあ…麻田、さぁン…」

思わず、麻田さんの肩を握った。

「流里イキそうだね。指が抜けなくなるくらい締まってきたよ」

「あぁぁあああぁあああああ」

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