幼馴染の彼と“仲良く”するエッチな遊び

・作

依光由良(よりみつゆら)には、大人にいえない秘密があった。それは、一つ年上の幼馴染・呉島郁人(くれしまいくと)と“仲良く”するための遊びのこと。しかし、大人になった郁人は由良を置いて東京に行くと言い出す。「置いていかないで」とごねる由良に、郁人はもっと“仲良く”するために、エッチな条件を出してきて…?

『ほら、指止まってるぞ』

「う、ぅん…はッああん!」

『そう、ちゃんと皮を剥いて…ああ、よくできたな。もっとよく見せて。指で広げて。くぱぁってさ…』

「や、やだ! やめてよ、そういういいかたァ…!」

『なんだよ、やらしくいわれたほうが感じるくせに』

奥から溢れてきたぞ、といわれた直後、自らの陰部を広げる私の指に、新しい蜜が絡みつく。

脚の間にはインカメラでビデオ通話状態になったスマートフォンが置かれていて、私の恥部を余すところなく映していた。

耳には郁が東京に行く前に買ってくれた、やたら性能がいいワイヤレスイヤホンが嵌(はま)っているので、通話しているとまるで、耳元で郁に甘く囁かれているような感覚に陥る。

私の背中を受け止めるのは、クッション代わりになるように丸められた掛け布団なのだが、それすら郁の身体の一部だと錯覚しそうなほど、意識は昂ぶっていた。

『ほら、次はどうするんだっけ?』

「んうぅ…ゆ、びで…ぐちゃぐちゃ、するぅ…」

『そうだな、今日は三本でやってみようか』

「や、それは…ッ」

『できるよ、由良なら。ほら、早くしないと電話切っちゃうぞ』

「やだぁ…まって…ッ」

左手の指で肉びらを広げたまま、右手で一番長い中指をそろそろとナカに入れる。

さっきまで郁の指示で弄っていたので、ナカは十分すぎるほどとろけていた。

我慢できなくて指を曲げると、体内でも特にグニャグニャとしたGスポットに当たって、腰が跳ねてしまう。

『こら、一本で遊ぶんじゃない。人差し指と薬指も入れてごらん?』

「ううう~、無理だよぅ…はッ、はいんないッぁんぅう!」

『入るさ。俺のがずっと、入ってただろう?』

郁の低く甘い声音が両耳から入って、脳みそ全体が支配されたような心地になる。

郁の声だけで、蜜壺はきゅうっと狭く締まり、愛蜜を溢れさせた。

息が荒くなる。

郁のが、欲しくなる。

「んッああああ! あッあっ、あ…あんッふッぅん…」

中指を一度抜き、次の瞬間には辛抱できず、ぐちょんッといやらしい音を立てて、郁の指示通り指三本をまとめてナカに突き入れた。

一度入れるともう止められなくて、いつも郁がしてくれるみたいに激しく指を抜き差しする。

「い、いく、イッちゃうぅッあんッあッあっ! いくッ」

『いつも思うけど、それ、俺の名前呼んでるんだか、イキそうっていってんのかわかんないよな』

郁が電話越しに笑うが、そんなのは私にもわからない。

紛らわしい名前をしているほうが悪いのだ。

『由良、イッて?』

「あッひっ、あ、ああああ――――ッ」

スマートフォンに向けて脚を開いたまま、派手にイッた私を、郁は小さな画面の中から楽しげに見つめていた。

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