愛あるエッチに初めて満たされた日
理恵には大好きで追いかけ続けて、やっと付き合ってもらえた彼氏(健一)がいる。自分ばかりが好きで愛されている気がせず、デートをドタキャンされることもしばしば。そんな私を元気付けようと会社の先輩が飲みに誘ってくれた。その翌日、健一の思わぬ発言から愛されエッチが始まって…
「だから、もう別れちゃいなよ。女の子は愛される恋愛しなきゃ!」
仕事中ずっと元気のなかった私を心配して、先輩が飲みに誘ってくれた。
私には大学時代からずっと好きで何度もアタックして、やっと付き合ってもらえた彼氏がいる。
私は彼氏とのデートを毎回心待ちにしているのだが、向こうはそうではないらしく度々ドタキャンされてしまう。
昨日もドタキャンされ、正直もうダメかもしれないと思っていた。
「とりあえず、理恵は元気なのが可愛いんだからさ、気分転換に週末パァっと飲みに行こう」
*****
「スマホ鳴ってたよ」
ドタキャンのお詫びと言って健一がケーキを買ってきてくれた、土曜日のお昼過ぎ。
お茶を出そうと準備をしている時だった。
私のスマホには先輩からのメッセージが表示されている。
“昨日の佐藤くんが理恵の連絡先知りたいって。教えていい?”
「昨日の佐藤くんって誰?」
「会社の先輩の知り合いだよ」
「へー、返信しないの?」
「急ぎじゃなさそうだから後でするよ、コーヒーでいいよね?」
「なんで先輩の知り合いと会ったの?彼氏いるって言った?」
普段健一は私がどこで何をしようと気にする様子もないのに、今日は珍しく聞かれた。
「先輩と飲みに行ったお店でその人がいて一緒に飲んだだけ。当然ラブラブでイケメンな彼氏がいるって言ったよ」
ラブラブ、自分で言っても虚しい。
「彼氏いる女性に連絡先普通聞かなくない?理恵隙があるんじゃない?」
健一の意外な発言に驚き、一瞬固まってしまった。
「健一、もしかして私のこと好きになってくれたの?だとしたら死にそうなくらい嬉しいんだけど!」
付き合っているけど私があまりにしつこく告白するから仕方なく付き合ってくれていると思っていた。
嫌われてはいないけど、好かれている自信は全くなかった。
「好きじゃなかったら付き合うわけないじゃん」
「だって好きなんて一回も言ってくれたことなかったから」
「俺は理恵みたいに軽くは言わないの」
「言ってくれなきゃわかんないよ!デートだっていつも面倒そうだし、私ばっかり好きでもうダメかと思ってたんだよ」
「ドタキャンはごめん。ダメかもって別れるつもりでいたの?」
「別れたくないよ!でも好かれてないのに付き合ってるなんて虚しいと思ってた」
「それで“佐藤くん”と楽しく飲んだってわけ?」
「そんなんじゃないよ」
レビューを書く