バーテンダーのえっちな計画

・作

シングルマザーの私が一人でお酒を飲めるのは、母の家に娘を預けることになっている毎週金曜日だけ。その日だけは家のことを考えずに飲むことができる。そんな金曜日、私は迷うことなく行きつけのバーに来ている。バーテンダーの男性がいいぐらいのお酒の量にしてくれるんだけど、今日はいつもより酔っちゃったみたいで…

結婚し娘が生まれ、私たち家族は幸せいっぱいな日々を過ごしていた。
でもそんな幸せな日々は長くは続かなかった。

夫の浮気が発覚して、幸せな日々は音を立てて崩れていった。
今でも夫のことはムカツク。
でも今は娘と慎ましくも幸せに暮らすことができている。
シングルマザーといえど母の協力で自分の時間も取れている。

金曜日は小学校から帰ってきた娘を母にお願いしている。
母が「1週間に1日くらい自分の時間を持ちなさい」と言って協力してくれているからだ。
そんな母親には感謝してもしきれない。

今日はそんな金曜日、私は行きつけのバーに来ている。
毎週通っているからバーテンダーの櫻井くんとも仲良しになった。

櫻井くんはとっても可愛らしい外見だ。
童顔な顔つきで同い年と聞いてびっくりしたのを覚えている。
私はお酒に詳しくないから、いつも彼におまかせでお酒の量を調節してもらっている。
だから泥酔することは滅多になかったんだけど…。

「…うぅ。飲み過ぎたかも」

「っあ!すいません。少し量多かったみたいですね」

「…そうね」

「僕のミスなので、あの、店の奥で休んでください」

「え?…本当?助かるわ」

櫻井くんはそういうと私を支えながら、店の奥に案内してくれた。
そこには仮眠室のような簡易的なベッドが置いてあり、横になることが出来た。

「ありがとうね。ちょっと休ませてもらうわ」

「…どうぞ。終電までには起こしますね」

櫻井くんの言葉を最後に私は眠りについた。

*****

あれから何時間経過したんだろう?
ふと目が覚めると櫻井くんが少し着崩した服装でこちらを見ていた。

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