男装趣味の私に声を掛けてきたのは美人な女装男子でした

・作

男装趣味の藤堂明(あかり)は、今夜も男物の服を着て夜の街を歩いていた。帰り際に寄った立ち飲み屋でグラスを傾けていると、そんな彼女に声を掛けてきた人物が。ナンパかと思いきや、それは女装趣味の男性で…意気投合した二人は交際を始め、そして迎えた初夜でお互いの素の姿を目にしたら…

週末の夜の繁華街。お気に入りブランドのメンズ服を着て、特に目的もなくぶらぶらするのが私は好きだった。

「ちょっとだけ飲んで帰ろっかな」

私の趣味は男装。元より長身かつスレンダーな体型で、髪は幼い頃からずっとショート。

だからといって別に男性になりたいという願望はなく、仕事では普通にスカートを履いている。男装はナンパ避けには最適で、無闇にぶつかられたり絡まれたりもしなくて楽なのだ。

「生、ひとつ。あと海鮮ユッケ、季節の香の物」

ここは私が時々訪れる立ち飲み屋。建屋は古いが内装は綺麗で、換気も良くて過ごしやすい。程よい喧騒に溶け込んで、私は一人でビールグラスを傾けていた。

飲んで食べたら、家に帰って寝よう。そんな風に思っていた矢先、珍しく私に声を掛けてきた人がいた。

「隣、いいですか?」

私と同じくらいの背丈でハスキーボイス、セミロングの黒髪がとても綺麗だった。私は短く「どうぞ」とだけ返して、そのまま飲食を続けた。私を男性だと思い込んでもなおナンパしてくるケースはまれにあるが、その種の人間とは少し違う気がする。

「先々週もここで飲んでいましたよね?」
「…えっ?」
「あ、あっ…ストーカーとかじゃなくて。その…一度、お話してみたくて」

私はさりげなく隣の人の観察をしたところで、何となく感じていた違和感の正体に気付いた。手の骨格が女性のそれでなく、さらにちらりと盗み見た首元には喉仏。この人、男性だ。

「もしかして、私が女性だって気付いていますか?」
「その感じだと、俺が男だって気付いたみたいだね」
「私のは単に異性装が趣味、というだけなんですが…」
「俺も同じだよ」

彼の名前は、三輪由貴(よしたか)さん。昼間はアパレルブランドで働いていて、プライベートのほとんどは女性の格好で過ごしているらしい。それからコスプレイヤーとしても活動していて、いくつか写真も見せてもらった。

「手を見たときに、あっ…って思ってね」
「それ、私も同じです」

服のブランド、メイク、異性装のこだわりについてなど。すっかり意気投合した私たちは話に花を咲かせ、連絡先を交換してそれぞれ帰路についた。そして毎日のようにメッセージアプリでやりとりを重ね、出逢いから約1ヶ月後には交際をスタートさせたのだった。

*****

「ンッ…はぁ、ぁ…」

その日、私はいつになく緊張していた。というのも、ここはラブホテルの一室。由貴さんと初めて男女の関係を結ぶ、特別な時間がこれから始まろうとしている。

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