お兄様の親友に溺愛されてとろけちゃいました (Page 2)
ベッドに男性を押し倒した経験?
勿論生まれて初めてです。
「ごっごめんなさい…驚いてしまって」
起き上がろうとすると、大きな腕に捉われてしまった。
「マリエルは、随分積極的な子に育ったんだね」
そう言いながらクリス様は、私をギュッと抱きしめた。
「そういう訳じゃ…」
「何?僕のことを押し倒しておきながら、『そんな気はなかった』とか言うの?」
「そんなこと…」
「ふぅん、じゃあそんな気はあるんだ?」
クリス様の手が優しく身体中に触れる。
少しくすぐったくて身じろぎをしてしまう。
「や…ん…クリス様、くすぐったいです」
抗議の目を向けても手は止まらない。
首筋を撫でられ、背中を指が這う。
「マリエルは、どうして欲しい?」
低音で囁かれて、顔から火が出そうになる。
「…甘やかされたいです」
「じゃあ今夜は沢山甘やかしてあげないとね」
「えっ?」
「好きなこと、いっぱいしてあげる」
そう言うとクリス様は、優しくキスをしてくれた。
(好きなことって…?)
思考が追い付かない。
繰り返されるキスで頭がボーッとする。
「マリエル、好きなことはちゃんというんだよ?」
「はい…?」
クリス様はそう言うと、私の上体を起こしてクリス様の腰の上に座らせた。
「これ、好き?」
服の上から乳首をなぞる。
時には爪を立てられて、時には指でつままれて。
「んっ」
思わず吐息が漏れてしまう。
慌てて口を塞いだ。
「ダメ、ほら、好き?気持ち良い?」
「…気持ち良いです…」
「じゃあこれは?」
直に触られ、舐められる。
気持ち良くてボーッとする。
自分の身体じゃないみたいに、クリス様の触れたところが熱い。
「ほら、マリエル」
「好きです」
「そう、直接触ったり舐められたりするのが好きなんだ」
耳が熱い。
恥ずかしくて気が遠くなりそうだ。
「恥ずかしいです…クリス様」
「マリエルは、恥ずかしいのが好きなんだ?」
「そんなこと…」
それなのにクリス様は許してくれない。
服を脱がされ、ベッドに寝かされる。
「ほらマリエル、脚を開いて」
「えっ…」
「恥ずかしいの、好きでしょ?見せてよ」
おずおずと脚を開くと、クリス様の指が敏感な所を撫でた。
ゆっくりとした動きがやがて速くなり、そして指でクリトリスをつまむ。
「んっ」
思わず声が出る。
軽く撫でられただけなのに、腰が動いてしまう。
温かい感触がして、強い刺激が加わった。
「舐めるのと触るのと、どっちが好き?」
「あっ、ダメ、ダメですそこ…」
クリトリスを指でつまんで扱(しご)かれる。
「あっ、んっ」
「マリエル、どっちが好き?」
「あっ、あの…」
何かを言おうとしたけど声にならない。
身体がカッと熱くなり、私の中の何かが弾けた。
「あぁごめん。どっちも気持ち良かったんだね…」
クリス様の満足そうな声が聴こえた気がした。
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