ボディーガードは本日も優秀で (Page 5)

中野は、私が達したというのに動きを止めずに律動を続ける。

「だめ、だめ!イッたのに…あぁあ!」

体勢が前のめりになり、より一層入る硬い感触に、体が喜びの声をあげて。

ポルチオまで響く刺激が、また絶頂の波を呼ぶ。

「お嬢…、お嬢…!」

ぱん、ぱん、と肌と肌がぶつかる音が早くなる。

体から滲み出る汗が、伝ってはベッドに染み込んでいく。

「中野、イク…、またイク…!」

「お嬢、私も…っ、うっ…」

ずるりと秘部から抜かれた感触を最後に、私は意識を手放した。

*****

「お嬢。今日は20時から会食なので、あと3時間ほど空き時間がございます」

「そう、3時間。じゃぁ、車を用意して」

「…行き先はどちらで?」

「中野の部屋よ」

「かしこまりました」

あの一件で飯田は捕まり、薬も次の日には効果がきれていた。

でも、記憶が鮮明に残っていて、私と中野の関係は変化したのだ。

ボディーガードは今日も優秀だ。

そして、私のそばに、いつもいる。

Fin.

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