差しのべられたのは魔の手か愛の手か…

・作

私には一か月に一度、秘密の楽しみがある。生理前のムラムラ期にネットカフェに泊まり、エッチな漫画を読みふけり、オナニーをすることだ。その日もいつものように個室を取ってからエッチな漫画を立ち読みしていると、背後から何者かの気配が…。

月に一度だけ、私が来るネカフェ。
土曜にしては珍しく、今夜は混んでいない。
希望通りの個室を取れて、よかった。
ここだと、エッチな漫画コーナーに近い。

部屋に入ると、早速バッグから秘密道具を取り出して、フラットなスペースに並べた。
小さなローター、普通サイズのバイブ、それから太めのディルド。
アルコール除菌のティッシュも忘れずに。

私は26歳、ごく普通の真面目なOL。
セックスがすごく好きなわけでもない。
ところが、生理前の数日間だけは、どうしようもなくムラムラしてしまう。

昔は彼氏がいたからよかった。
でも一年ほど前に、些細なことが原因で別れてしまった。

仕方ないので当時は、自分の部屋でオナニーをした。
両親が寝たあと、布団をかぶり、声を殺しながら、こっそり慰めた。

でも、それだとどうもすっきりしない。
彼氏とセックスしていたときのように、思いきり乱れ、大きな声でよがりたい。

そんなとき、鍵付き個室のあるネカフェでオナニーする男性の話を何かで読んで、一度真似してみたのだ。
防音の鍵付き個室とはいえ、左右の部屋には全く知らない人がいるのだ。
そんな状況でオナニーをするのは、たまらなく興奮した。
スリルと背徳の味がした。

それ以来、病みつきになった。
生理前のムラムラ期の週末、ネカフェに一晩泊まって、思いきり楽しむ。
誰にも内緒の、私だけの秘密の楽しみだ。

さあ、エッチな漫画を何冊か借りてこよう。

…と…その前に…。
ちょっとだけイケナイことしちゃおうかな。

座椅子を深くリクライニングして、もたれかかった。
ミニスカートをたくしあげ、M字に脚を広げる。
自分だけのために選んだ、小さめでエッチなパンティのクロッチ部分にローターを当て、電源を入れる。
振動は弱なのに、興奮がたかまっているからか、クリがあっという間に快感に飲まれた。

「ア…ンッ…!」

軽くイッてしまった。

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