復讐の淫夜 (Page 2)
「由美、綺麗になったね」
他の女には見向きもせず、康太は私の隣に座った。
同僚は何かを察したようで、私たちから離れていく。
すると、康太が私の手を掴んで立ち上がった。
「ふたりっきりになりたい。ここを出よう」
「でも同僚が…」
「由美とお友達の参加費は僕が持つよ。明日にでも君から渡してあげて」
康太はそう言うと、参加費には多すぎる札束を私のカバンに入れた。
それからは有無を言わさず、私を店の外へ連れ出した。
「僕はね、この日を待っていたんだよ…」
成長した彼の美しさに昔のよしみが相まって、私は彼とホテルへ入った。
ドアを閉めるや否や、康太は私に甘いキスをした。
「んっ…っ」
とろけるようなキスは昔と別人のようだった。
心地よいキスと抱擁が、かつての康太の姿を上書きする。
同時に私が康太にしたことまで、頭から都合よく消してしまった。
「ぁっ…康太…っ…ん…っ」
康太の態度が一変したのは、この直後だった。
*****
「おい、まだへばるなよ」
意識を手放そうとした私を康太が引き戻した。
「ああっぅうっっ!」
いきなり乳房をわし掴まれ、アヒルのような声が出た。
「さっきまでの色っぽい声はどうした?」
康太が呆れたようにため息をつく。
そして挿れっぱなしのペニスをぐりゅぐりゅと奥へ進めた。
「ンぁあっっっはぁっあああんっ!」
「そう、その声の方がいい。どうしようもなく淫乱でたまらないよ…」
康太は満足げに微笑むと、右の乳房にしゃぶりついた。
「ああンっっっ」
円を描くように舐めながら、敏感な中心を強く吸い上げる。
左の乳房はグニグニと手のひらで揉みしだき、爪先で乳首を弾いた。
「はあんっっああんんっっ」
「乳首こんなにおっ勃てて、本当にいやらしい体だな」
「ああっ…言わないでっ」
「ほら、胸だけでまた奥が濡れてきた」
康太がトン…と軽く腰を打ちつけた。
「んあああッ!」
「あれ?今ので軽くイった?」
私は急に恥ずかしくなって、小さく首を横に振った。
「嘘つき。乳首と言葉責めでイったんだろ?ずっと突っ込んでるからわかるんだよ」
康太は上体を起こすと、愉快げに私を見下ろした。
作品ファンなので、新作嬉しいです!
ありがとうございます
匿名 さん 2021年5月30日