ホワイトデーの夜~デザートなふたり~
麻友の彼氏は、5歳年下で甘えん坊の聡志。しかし今夜の聡志の雰囲気は『大人の男性』。年下と思えない聡志にリードされて、真っ暗な部屋の中、手作りのチョコをキスで味わう2人。ホワイトデーの前夜、初めて見る、男の聡志に麻友の興奮は止まらない!
スマホが鳴り、麻友は歩くのを止めて画面をのぞき込んだ。
『部屋にいるから』
普段とは様子の違う短いメッセージに麻友は胸騒ぎを覚えた。
『聡志?大丈夫?』
スマホに打ち込んで、聡志の返事を待った。
聡志からの返事がなく、麻友は駆け足で家路に着くと、ドアノブを掴み聡志の靴を確認した。
「聡志!、、大丈夫??」
いつもなら、麻友がドアを開けると、抱きついて来る聡志の姿はない。
「あ~おかえり麻友」
部屋の向こうから返事が聞こえ、麻友はホッとすると同時に聡志の行動を不安に思いながら、美味しそうな匂いが漂う部屋に入っていった。
「大丈夫?どこか悪いなら無理しなくていいから、横になって」
麻友は、バッグとストールを椅子に置きながらいうと、電子レンジを見ている聡志に身体をくっつけた。
聡志は麻友から身体を離すと、部屋の電気を消した。
電子レンジの明かりだけが、ぼんやりとキッチンを照らしている。
「オレ、、、麻友の弟じゃないから」
初めて聞く聡志の強い口調と低い声に、麻友は戸惑い何も言えなかった。
聡志は麻友の手首を力強く握ると、自分の身体に引き寄せて強く抱き締めた。
「麻友、オレの気持ち、、、わかってないだろ?」
麻友の顔をのぞき込んで聡志はいった。
予測がつかない聡志の言動と行動に、緊張して動けない麻友の柔らかな胸を、聡志は荒々しく揉んだ。
「、んンん」
「麻友、、オレ、男なんだよ?分ってる?」
聡志は麻友の耳元で囁くと、顔を近付けて、わざと視線を絡ませた。
初めて見る聡志の表情に、麻友の顔は一気に紅くなった。
聡志は、麻友の唇を食べつくすようなキスをした。
唇を重ねながら、聡志の指先は、麻友の太ももを触れたり離れたりして上がっていくと、濡れているパンティに触れた。
「ハぁんン、、、」
麻友が小さく喘ぐと、聡志の指先は方向を変えて、下へ向かっていった。
「オレ麻友のこと、じらしてるの、わかってる?」
そういうと、聡志は麻友の身体を押し倒した。
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