喪服の戯れ、義弟の罠 (Page 5)

「兄さんじゃ満足できないでしょ?このカラダ手に負えるの、俺しかいないと思うよ」

有二はそう言うと、私の腰を持ち上げた。

「ああっ」

体が反転し、再び仰向けでシーツに落とされる。

有二は私の両脚を抱えると、ズズっと男根を奥へ進めた。

「ああああっ…奥ぅっ」

未だ刺激を与えられていない最奥が、くぷんッと大きくうねった。

「もっと奥、ほしいか?」

「ぁあっ…ほし…い…」

私は快楽の涙を手で拭うと、有二に淫らな懇願をした。

「ゆうじ…奥、突いて…。おかしくなるくらい、私を突き上げて…」

途端に私のナカで、有二の質量が増した。

「あぁンっ」

「里香、煽り過ぎ」

有二は余裕なく笑うと、一気に最奥を貫いた。

「ああああッッ!!」

間髪入れずに激しいピストンが始まる。

突き上げられるたびに私の蜜壺は、愛液をシーツに撒き散らした。

「久々のアクメはいいだろ?ほら、胸もいじってやるよ」

有二は私に覆い被さると、荒々しく乳房を貪った。

「はぁぅうんっ!ああっ気持ちいいっ…しんじゃうっっ」

絶頂の渦が私を捕らえて離さない。

結婚式の写真が視界に入ったが、もう気にはならなかった。

「ああっ有二…有二ぃっ!」

「里香…っ」

有二は顔を上げると、真剣な眼差しで私を見た。

「この家も兄さんも捨てて、俺んとこ来いよ」

「あぁんっ…そんなこと…できな…」

「里香に田舎は似合わない。昔みたいに俺とセックスして暮らそうよ」

えぐるようなピストンが、私の思考を惑わせる。

「はぁあっ…ああッ…私…」

「それにさ、もう里香には選択肢がないんだぜ?」

「…え?」

「さっき、兄さんの車が戻ってきた」

その言葉に、私は血の気が引いた。

「里香、聞こえなかった?あぁ、あれだけ喘いでたら耳に入らないか…」

有二は口角を上げると、肩を揺らして笑った。

私は恐る恐る寝室のドアを見つめる。

階段を上る足音が聞こえた。

Fin.

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