夢遊病の彼に犯されて (Page 3)
「…と、透?」
黙ったまま、私から自身を引き抜く。
ピクッと数回、肩が揺れた。
「もしかして、目が覚めたの…?」
私が声をかけると、透が気怠そうに瞬きを繰り返した。
やがてその瞳に生気が戻った。
「ん…紗穂?…何で裸…」
透が夢遊状態から目覚めた。
いつもの優しい眼差しが私を捉える。
状況を理解したのか、みるみると透の顔が青ざめた。
「まさか…お前のこと…」
「…いいの!透が悪いんじゃないの。ぜんぶ夢遊病のせいなんだから…」
「でも…!」
私は起き上がり、透を抱きしめた。
「ねぇ、このまま抱いて。いつのも優しい透に抱いてほしい…」
「…わかった。お前がそう望むなら」
*****
透は自分自身の行為を上書きするように、私を抱いた。
いつに増して丁寧に愛撫する。
「好きだよ…お前のこと…愛してる」
惜しげもなく愛の言葉をささやきながら、全身に口付けた。
肌に触れる指が、くすぐったいほど優しい。
しかし、私の蜜壺は少しも濡れていなかった。
刺激が足りない…。
さっきまでの激しい責め立てが恋しい…。
もっともっと淫らで、頭が真っ白になるくらいイカせてほしい…。
私は自分の体の変化を認めざるを得なかった。
「ごめん…なんだか気分が悪いの。疲れたみたい」
「大丈夫かい?きっと俺のせいだね…」
「平気よ。眠ればよくなるわ。だから、あなたも眠って…」
私は透から目を逸らすと横になった。
透は後ろから私を抱きすくめると、すぐに寝息を立て始めた。
*****
明け方近く、透が再び私を組み敷いた。
無言のまま、虚な瞳で私を見下ろしている。
自分でも理解できないくらい、体の芯が熱くなった。
「透…」
私は透のペニスに手を伸ばした。
「ぁっ…こんなに硬いなんて…」
イキり勃った男根は、火傷しそうなほど熱い。
触れた途端、私の理性は完全に崩れてしまった。
「ああっ…欲しい…透、きて…」
私は自ら脚を広げると、蜜壺へ肉棒を導いた。
「はぁんっ…っ」
亀頭が割れ目に触れただけで体が跳ねる。
ちゅぷ…と割れ目から愛液が一筋垂れた。
「ああっ…挿れて…激しく私をなぶって…っ」
透は荒々しく私の腰を引き寄せた。
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