お仕置き中にSに目覚めてしまいました

・作

記念日をすっぽかした彼氏。礼美はそんな彼へのお仕置きを思いつく。1つ目は公開オナニー。2つ目はローションガーゼ。お仕置きをしているうちに、彼氏の意外な一面を知り…。そして自分自身もひどく興奮していた。

「…本当にするのかよ」

私の顔色をうかがいながら、数馬はベッドに腰掛けた。

皮肉にも昨年の記念日に私がプレゼントしたボクサーパンツを履いている。

私は仁王立ちになると、ベッドの数馬を見下ろした。

「当然でしょ。ほら、さっさとパンツ脱いで」

「マジかよ…」

数馬は観念したように、渋々パンツに手をかけた。

「なぁ礼美、まだ怒ってるのかよ?」

少し顔を赤らめて数馬がつぶやく。

私は数馬のおでこをぺチッとたたいた。

「痛ぇっ」

「これは昨日のお仕置きなんだからね!」

私は引き出しからローションを出すと、ベッドの上に放り投げた。

「私の前でオナニーしなさい!」

*****

付き合って5年目の記念日を、自宅をゆっくり過ごしたいと言ったのは数馬だった。

だから昨日は有給を使って、私は昼から数馬のマンションで料理を作っていた。

好物のローストビーフにラザニア、アボカドのサラダとチーズケーキ。

しかし、約束の時間になっても数馬は帰宅しなかった。

日付が変わる頃になって泥酔状態で帰ってきた。

「本当に悪気はなかったんだって。仕事が立て込んでて、うっかり…」

「数馬、往生際が悪いわよ。それとも許してほしくないの?」

冷たく言い放つと、数馬が短いため息をついた。

「わかったよ。…お前も悪趣味だぜ」

数馬は言い訳をやめて、自分のペニスに手を伸ばす。

羞恥心からか、頬が少し赤らんでいた。

「ねぇ、ローション使ったら?」

私はローションを指さす。

少し前に数馬が買ったものだ。

彼は私とのセックスで、よくアダルトグッズを使いたがる。

このローションを使った夜は、気を失うまで責められた。

「滑りが悪いと痛いでしょ?それに、イクまでお仕置きは終わらないからね」

私の言葉に顔をしかめながら、数馬がボトルの蓋を開けた。

ぶちゅ…と空気の抜ける音がして、ペニスの先端にローションが落ちる。

下を向いたままの亀頭が、ピクンっとわずかに首を揺らした。

「つめて…ぇ」

数馬は目を細めると、大きな手で陰茎を握った。

そのままゆっくりと上下する。

「んッ…」

クチュクチュという卑猥な音を出しながら、男根に満遍なくローションが行き渡る。

数馬の美しい腹筋が、びくびくと淫靡に震えた。

「ねぇ、おっきくなってきたよ…」

「はっ…言うなっ」

数馬が上気した顔で私をにらんだ。

「だって、ほら…もう先っぽがこっち向いてる」

私は亀頭に手を伸ばすと、ツンっと鈴口を指で弾いた。

「ぁあっ…お、おいっ!やめろよ」

言葉とは裏腹に、ぐっとペニスが首を持ち上げた。

触らずとも、みるみる硬直していくのがわかる。

数馬の脚の間にしゃがみ込むと、私は至近距離で自慰を見つめた。

「お前っ、近いって…!」

「すごい…裏筋がビクビクしてる」

ペニスはすっかり勃ち上がり、根元から雄々しく反っていた。

巻き付くような血管が、男根をいっそうグロテスクに見せている。

私は恥ずかしがる数馬を無視して、さらに顔を近づけた。

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