プラトニックラブなんていらない

・作

高校時代の恋人と久々の再会。なだれ込むように入ったホテルで体を重ねる。しかし当時の思いが溢れ出し、嫉妬と未練が交差する。やがてセックスは荒々しくなっていき…。プラトニックラブだった元恋人と10年越しの初H!!

ホテルに入ると、直樹は私の腰を引き寄せた。

唇が激しくぶつかり、互いの舌が絡み合う。

息をする間を与えない深いキスは、10年前と変わっていなかった。

「はぁっ…直樹…」

「美優…ずっとこうしたかった」

直樹は貪るように私の首筋にキスをすると、ワンピースのファスナーを下ろした。

そんなふうに女の子の服を脱がすのね…。

胸がチクりと痛む。

私は直樹の手を掴むと、

「自分で脱がせて」

と静かに言った。

ここから先の直樹を私は知らない。

知っているのはキスまで。

私はワンピースを床に落とすと、かつての恋人の前に立った。

*****

直樹と付き合っていたのは、高校の3年間だった。

告白したのは私から。

初めてのデートは映画館で、最初にキスは文化祭の午後だった。

それから一緒に下校したり、互いの家に遊びに行ったり。

手を繋いで、キスをして、また手を繋いで、キスをした。

うぶな高校生の3年間は、あっという間に過ぎる。

別々の大学へ進むと自然と会う回数が減っていき、その年の夏に私たちは別れた。

お互いの裸も見たことがないプラトニックなままだった。

「美優、こんなエロい下着つけてたの?」

直樹は私をベッドに押し倒すと、ブラジャーの上から乳房を揉んだ。

「んっ…ぁっ」

「今夜の同窓会に、狙ってたやつでもいた?」

私を見下ろしながらブラジャーを剥ぎ取る。

露わになった胸は、先端が赤く隆起していた。

「美優って、すけべな体してたんだな…」

「恥ずかしいわ…あんまり見ないで」

「いいだろ。初めて見るんだから…」

直樹はそう言うと、敏感な乳首にしゃぶりついた。

「はぁっ…あんっ」

舌でこねくり回すように、ねっとりと淫実が転がされる。

時折、甘噛みを加えられ、私は思わず腰をよじった。

「こっちも欲しいか?」

直樹は低い声で囁くと、私のショーツに手を伸ばした。

「んあっ…」

クチュ…と淫らな水音が乾いたホテルの部屋に響く。

昔の恋人との初Hを目前に、私の体は潤んでいた。

「もう濡れてる…久々の俺のキス、そんなによかった?」

直樹は満足げに私を見下ろすと、一気にショーツを膝まで下ろした。

「ぁっ…ン」

とろっ…と粘度の高い愛液が割れ目を伝う。

私は急に恥ずかしくなって、慌てて膝を閉じた。

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