シェア彼氏

・作

瓜二つの双子の姉妹、美花と美雨。実はこの2人、美花の彼氏である健人を内緒でシェアしているのだ。時には美雨が美花になりきり、健人と熱い時を過ごすことも…。そんな2人に天罰が下る。

ギシッ、ギシッ、ギシッ…。

ベッドのきしむ音と共に、熱い2人の吐息が混ざり合う。欲望にまみれた健人の部屋。

「美花、愛してる…」

とろけるように舌を絡め合い、ほてった蜜壷には硬い肉棒が抜き差しされ…それはもう、恋人たちにとってはこの上ない幸せな時間。

*****

「ただいま」

「おかえり、美花!どうだった!?」

私を出迎えたのは、双子の妹、美雨。
私たちは昔からよく似ていると言われていた。当然だ、一卵性双生児なのだから。

「今日の健人も甘くて優しくて…初めてクンニされたけど、もう気持ちよすぎてトロトロよ」

「いいなー!健人のセックスってほんと甘々だよね!」

健人は私の彼氏だ。
美雨の元彼、というわけではない。
じゃあなんで美雨が健人のセックスを知ってるかって?

私たち、時々入れ替わって健人とのセックスを楽しんでるの。
ひどい話でしょ?
でもね、これがなかなかのスリリングで、興奮しちゃうのよね…。

「次のデートはいつ?次、美雨の番だからね!?」

「はいはい、わかってるよ」

次の約束は来週の土曜日。
美雨から、どんなセックスをしてきたのか聞くのが、今から楽しみで仕方がない。

*****

土曜の昼。

「健人ー!ごめん、待った?」

「やぁ美花。大丈夫、俺も今来たところだから」

もちろん、合流したのは美花ではない、美雨である。

「行きたいカフェがあるの、付き合ってくれない?」

そう言うとするりと健人に腕にしがみつく美花…でなく、美雨。

「美花のためならどこへでも」

爽やかな笑顔で、セリフのひとつひとつが甘く、まるで王子様のような健人。
そんな健人とカフェでランチをした後は…。

「美花、疲れちゃったから健人のおうちに行きたいな…」

「もちろん、たっぷり休んでいったらいいよ」

甘いマスクに甘いセリフ…そして待っているのは、これまた優しく甘いセックス…。

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