淫靡な村の掟 (Page 2)

舞を完璧に踊る右近は、本当に美しかった。

切れ長の鋭い瞳に、スッと筋の通った鼻梁。

薄い形のよい唇に、シャープな輪郭。

適度に付いた筋肉に、儀式のために伸ばされた艶やかな黒髪。

誰もがその姿にため息をもらし、心を奪われた。

右近は元々、女性からの人気が高かったが、舞によってその美しさが洗練されたようだった。

村の女たちは、いつ声がかかるかとその妖艶さに色めき立っている。

志乃に右近を奪われて悔しがっていた女らも、意地の悪い笑みを浮かべ、志乃に挑戦的な視線を投げていた。

いよいよ、神舞もクライマックスを迎え、夜を共にする女性を選ぶ時間が訪れた。

「志乃、帰るぞ」

右近の熱くしなやかな手が、志乃の手を引き家路へと急ぐ。

その道中、村の女たちが次々に猫なで声で右近を誘ってきた。

(あぁ、胸が痛い。今夜は私でも、明日は違う誰か…)

志乃は、今にも零れそうな涙を堪えながら俯いた。

すると突然、右近は立ち止まり、志乃の顎をくいっと持ち上げると、激しい口付けを交わしてきた。

「んんっ!!」

たくさんの村人が見ている中で、右近は構いもせずに舌を差し込み、志乃の口内を犯す。

飲みきれない唾液が唇の端から、ツーっと滴り落ちた。

右近の右手は、志乃の柔らかい尻の肉を揉みしだき、左手は、着物の裾を割って太ももをまさぐる。

「やっ、んん!旦那様ぁ…みんなに見られてます!」

右近は恥ずかしがる志乃を無視して、下着の中に指を滑り込ませると、すでに湿り気を帯びた中心を弄ぶ。

くちゅん。

濡れた音が通りに響いた。

「なんだ…もう濡れているではないか。見られて感じているのか?」

「いやっ…あん!違っ…ひゃぁあ」

「身体のほうが、よほど正直だな」

「はぅう…あぁん…あっあっ…ひゃぁあああっ!」

志乃の乱れた様子に、周りの人々も目を奪われる。

挑発していた女たちも、頬を赤らめ欲情の色を隠せない。

しばらくすると、志乃は一際甲高い声で鳴くと、くたりと力が抜け、呆気なく達してしまった。

右近は濡れた指を引き抜き、ペロリと赤い舌で舐め取る仕草を見せつける。

「女ども、いいかよく聞け。私は妻の志乃以外抱く気はない。私たち夫婦の邪魔をするな」

右近はそう冷たく言い放つと、恨めしげに睨んでくる女たちの視線を無視して、志乃を抱き上げ家路へと急ぐのであった。

*****

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感想・レビュー

2件のレビュー

淫靡な村の掟のレビュー一覧

  • エロいけど、ところどころ日本語が変。
    無駄な擬音語も多くて萎える。

    さはら さん 2021年5月2日

  • 和な雰囲気でめちゃいいです!描写もきれいで燃えました!

    もちもち さん 2022年5月26日

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