先生、気づかないフリしないでよ (Page 2)

「下、脱がせてもいい?」

先生の言葉に、私はこくりと頷いた。お互いに乱れた上半身。もう熱を帯びている頃だろう。

「あ、濡れてる」

気持ちよかった?と聞かれて、素直に頷けば頭を撫でてくれる。

「子ども扱いしないでよ~」

「そんなんじゃないよ。ただ、愛花が可愛いなって思って」

「そう言ったら許してもらえると思ってるんでしょ」

「さあ?」

先生はそんなことを言いながら私の脚の間に割り込んで、私のアソコに顔を近づけた。あっけに取られているうちに、先生は私のそこにれろ、と舌を這わせた。突然の甘い刺激に思わず声が出てしまう。

「や、そこ……きたない……あぁんッ!」

「ふふ、何言ってるの?愛花のここ、おいしいよ」

「そんな、わけ、な……んんぅッ……」

先生の舌の動きがどんどん早くなっていき、水音がかき消されるくらい私の喘ぎもどんどん大きくなっていく。恥ずかしくて口を塞いでも、「愛花の声が聞きたい」って先生が言うからどうしようもできなくて。手持ち無沙汰になった手を、先生はぎゅっと握ってくれた。

「ん……、いっぱい出てきたね。気持ちいい?」

「ゃ……待って、も、だめ……」

「一回イきな?」

「あっアっ、だめ、も、イく~~~~~!!」

びくびくと勝手に震える身体。身体中がしびれたみたいに力が入らなくなり、甘い快感が断続的に広がっていく。目を閉じてその快感を受け止めていると、先生がまぶたにキスをする気配がして。うっすらと目を開けると、先生が心配そうに私の顔を覗き込んでいた。

「大丈夫?」

「はい、大丈夫です……」

「じゃあ、ここまでにしようか」

「先生……?続き、しないんですか?」

突然の申し出に困惑してしまう。私が下手だったから……?不安になって聞けば、先生は慌てて首を横に振った。

「そんなわけないでしょ」

「じゃあ、どうして……」

「だって愛花、ついていくだけで精一杯だったでしょ?」

無理しなくていいんだよ。先生は懐かしい笑顔で言ったのち、私の頭をくしゃりとなでた。

「ちょっとずつ、慣れていこうな」

「うん。私も、先生を気持ちよくさせられるように頑張るね」

「はは、健気だなあ」

先生はちょっと照れくさそうに頬をかいた。高校の時から変わらないその仕草。久しぶりに会った先生は、やっぱり誰よりも優しくて、誰よりもかっこよかった。

Fin.

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