彼女をキュンキュンさせるために練習台を引き受けたけど、彼に密かに片思いしてる私は複雑です。 (Page 3)

「え…わっ!」

酔ったまま立ち上がったせいで、私は奏多のひざの上に座ってしまったのだった。

「ご、ごめん!」

立ちあがろうとした私を奏多が後ろから抱きしめた。

「希乃…お前さ、俺のこと好きなの?」

奏多の声が耳にかかってくすぐったい。

背中を包む奏多の体温から離れたくないって思ってしまう。

「な…んで?」

「だってさっきの、ハグ…なんかそんな気がした」

「ばか…そんなわけない」

「じゃあなんで今さ…逃げないの?」

私は黙った。答えられない。

「だって…なんか心地いいんだもん」

私はなんとか言葉を絞りだしたものの、たまらず彼の方へ振り向いた。

「きゅんとするキスの練習、しよ…」

初めは遠慮がちに唇を合わせていた奏多が、次第に角度を変え、舌を絡めた。

「ん…はむ…んん…ぁ」

「希乃…はぁ、はぁむ…ん」

柔らかで熱い舌が意思を持ったように口中を動き回る。

「はぁ…ん、奏多…ん」

クチュクチュとキスは続き、奏多の手は私の胸の上を迷うようにさらさらと撫でた。

「ん…ぁん…」

奏多の指が乳首を何度もかすめ、その度にピクピクと反応してしまう。

「今日のお前…なんかエロくて…ん、はぁ…ちゅ、ちゅ」

彼の唇が首筋を伝い、その両手は後ろからおっぱいをわしづかみにして、いやらしくもみ始める。

「はぁ…ん、だめ…奏多…私それ、弱いの…ぁん」

「ん…こう?気持ちいい?」

ぎゅむぎゅむとおっぱいが揉まれるたび、私の下腹部はじんじんと脈動するようだった。

彼の舌は容赦無く耳の後ろから全体を次々に濡らし、ピチャピチャと音を立てている。

「っん、はぁん…奏多、だめ…酔ってるの?」

ホワホワとした酔った頭で、きっと奏多も同じように酔っているのだと思った。

「酔ってる…我慢できない、ね…希乃が悪いんだよ?必死で抱きしめてて…可愛くて…俺、今弱ってるのにさ…」

私は胸にある彼の手を解き、振り向くようにして彼をソファへ押し倒した。

視界がぐわんと歪む。きっと今淫らな顔になっている。

「…弱ってるなら、私が優しくしてあげるね?」

彼のズボンのジッパーを下ろすと、さっきからお尻にあたっていた長さのある大きなペニスがパンツの布ごしにムチムチと膨れ上がっていた。

「…おっきくしてたの?はぁ…すごい」

彼は抵抗せずズボンとパンツを脱ぎ去った。

私は亀頭の先をチロチロと舌で弄り、奏多を見上げる。

彼の目はこっちを見つめたまま、頬は上気しているようにピンクになっている。

私はニヤリとして亀頭を咥え、舌で包むとゆっくりと喉の方へ押しやった。

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