ビッチな妹が私の留守中に連れ込んだのはあいつ!わからせ3Pでお仕置きしてやりました
社畜OLの美冬は、5歳年下の妹の緋夏と同居している。ある日、美冬が定時で仕事を終えて家に帰ると、妹の部屋からエッチな声が聞こえてきて、美冬はとっさにベランダに隠れるが、妹の相手は意外な人物!妹は家を飛び出し、美冬は妹の相手とベランダで鉢合わせしてしまい…。
「お姉ちゃん、今日も遅いの?」
眠くて回らない頭でコーヒーを落としていると、妹の緋夏がキッチンに入って来た。
「そんなこと、わからない」
「早く帰って来るんなら、あたしがご飯作ってあげようかと思ったのに」
「今日も遅いよ。多分」
定時では終わらない量の仕事は常にある。
やっと脳が正常に動き始めると、緋夏が私のピンクのワンピースを着ていることに気づいた。
「それ私の…」
緋夏に、デート用にとそそのかされて買ったものの、一度も着たことのない服だ。
「へへっ、似合う?お姉ちゃん着ないから借りちゃった」
「いいけど…汚さないでね」
「了解」
「早く帰れそうだったら連絡する」
「え?遅いんだよね。いいよべつに。はぁ、1限ダルいなあ。じゃあ行って来るね」
私も身支度を整え、家を出た。
私と、5歳下の妹である緋夏は、実家のマンションでふたり暮らしをしている。
緋夏がまだ小さい頃に、母の浮気が原因で両親が離婚して以来、父と三人で暮らしていたけれど、父は2年前に再婚し、再婚相手の親と同居している。
私は外見も性格も、地味で面白味に欠ける父に似たらしく、中学の頃から緋夏の母親代わりをしてきた。
緋夏は、母に似て美しく、男の出入りが激しい。
私のデート服なんか着て、また、新しい彼氏でもできたのか?
通勤電車の中で、ニュースに目を通していると、メッセージの着信音が鳴った。
―美冬、久しぶり。元気?
涼からだった。
涼は、学生の頃からつき合ったり、別れたりを繰り返している腐れ縁の元彼で、直近では3ヶ月ほど前に別れ、それから仕事が忙しく、連絡が途絶えていた。
―うん。死ぬほど忙しいけど、生きてる。
―今日も忙しい?
突然しれっと連絡してきて、なし崩し的に復縁、というのがいつものパターンだ。
―無理すれば、空けられないことはないけど、もうちょっと早く言ってよ。
―いや、どうしてるかなって思っただけ。
なんだ、ただの生存確認か。
泣き笑いの絵文字だけを返信し、ニュースの続きを読んだ。
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設定がイイ!
関係ないですが、東野圭吾の「どちらかが彼女を殺した」のラストシーンを思い出しました😆
びんびん男子 さん 2023年11月19日