両手にしごできイケメン。 (Page 4)

「うぅっ、ひとみの中、スゲェ…俺、保つかなぁ」

「じゃあ早く代わってくれないか」

「それは断る」

「あぁん、早く動いてぇ…」

最低2分は意地を見せたい男の矜持があるようで、意外にも英政はゆっくりした動きで腰を振った。もっと我慢できずにがっついてくると思ったのに。ゆっくりではあるけれど私が悦ぶところをよくわかっているようで、奥を突かれる度、引き抜かれる度に、熱い吐息と甘い声が溢れる。

ベッド脇に座って悔しそうに私と英政の接合部を見つめている泰彦を隣に呼び寄せて、ガチガチに反り立つそれを咥え込んだ。もう限界だとわかるほどに亀頭はぱつんぱつんに膨らんでいて、ちょっと舐めてあげただけで先端から先走り汁が漏れだし、泰彦は情けない声をあげた。

「ああっ、ひとみぃ…、そんなにしたら、すぐ、出てしまう…」

「んぶっ、はぁ、出していいわよ、全部飲んであげるからぁ、んんっ」

「ふあっ、はあっ、あぁ…っ!」

舌先でチロチロと先っぽを刺激しながら根元の方を扱いてやると、呆気なく射精した。余程溜め込んでいたのか、たっぷりと濃い精液を口内に注がれる。尿道に残った精液も全て吸い取って、じっくりと独特の青臭さとどろりとした食感を楽しんでから飲み込んだ。上の口だけでなく下の口にも注がれたいという欲求で無意識に子宮が降りてきてしまう。それを感じとった英政も早々と限界を迎えた。

「はあっ、ひとみ、そんなに締められたら…ヤバっ、はあぁっ」

「あんっ、いいわよ、アンタも出して、ねっ、英政ぁ」

「ああっ、もぉ、出すぞっ、うあっ、くぅ〜っ!」

ラストスパートとして、今までとは違いガツガツと腰を振ってから射精した。避妊具越しに放たれるのがもどかしい。今日は安全日なのにきちんと避妊してくれる英政に紳士さを感じ、愛おしくなってまた欲しくなってしまう。

一旦仕切り直し、2人を膝立ちて並ばせて萎えかけ始めた陰茎を扱く。まだ敏感になっているようで、腰を引いて逃げようとしているが無理矢理勃起させる。

「ちょっ…少し、休ませて…!」

「今、出したばっかだぞ…!」

「は?2人とも、私が歴代彼氏全員から言われてきたフレーズ忘れたの?」

「「えっ」」

英政と泰彦は息ぴったりに同じフレーズを口にした。

『『性欲が強過ぎてついていけない』』

「よく覚えてるじゃない。さぁ、私に片想いしてた数年分、たっぷりイカせてあげるから覚悟しなさいよ?2人とも」

「「そんなぁ…」」

そう言いつつも2人ともどこか嬉しそう。そりゃそうだ。好きな女性とやっとエッチできたんだから。しかも3人の関係性を壊すことなく、これからもずっと仲良くできる。これほど嬉しいことはないでしょ。

Fin.

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