推し変したらとんでもないことになった。 (Page 4)
赤い痣を散らした内腿から唇を離すと、クリトリスに吸い付いた。舌ピアスを使い、ビンビンに固くなったクリトリスをコリコリと刺激する。その強い快感に耐えきれず、背を反らした。なるべく声が出ないようしたかったけど、できなかった。
「はあぁ〜っ!それっ!気持ちいぃっ!好きぃっ!んああぁ〜っ!」
「ふふっ、まだ物足りないでしょう?」
クリトリスを舌ピアスで刺激しながら、膣内に指を入れられる。愛液を絡ませながら抜き差しし、私が悦ぶ箇所を的確に指の腹で引っ掻いてくる。
「そんなにっ、されたらぁ、もぉ、ダメぇ〜っ!ああ〜っ!」
ビクビクと足を震わせながら絶頂を迎える。その余韻を愉しむ暇もなく、店長さんは私に覆い被さると避妊具も着けずに生のままで挿入してきた。ぐちょぐちょに濡れているので馴染ます必要もなく、すんなりと受け入れた。パンパンと奥まで突くよう激しく腰を振られ、気持ち良さのあまり子宮が降りてくる。
「イッたばかりできゅんきゅんしてますねぇ。最高に気持ちいいですよ!」
「あっ!ああっ!すごいぃ、店長さんっ!そんなにしたらぁ、い…いいっ!イクっ!またイッちゃうからぁ!」
「はあぁっ、やっぱり、思った通りだ!なかなかの淫乱ですね!このまま中に出してもいいですよね?」
「あっ、あっ、はあっ、ああ〜っ!中に出してぇ〜っ!」
2回目の絶頂を迎えながら、精液を中に注がれる。息ができなくなるくらい強く抱きしめ合い、絶頂感に浸る。落ち着いてきたところで目と目が合って、どちらからともなくキスをして、長いようで短く甘い時間を過ごす。
彼のモノが引き抜かれると、どろりと精液が溢れソファーカバーを汚した。愛の残骸とも呼べるいやらしいシミのついたカバーを外して、店長さんは新しいカバーをテキパキと付け替えた。
ソファーに座り直し、いちゃいちゃしながら舌と舌を絡め合い、2回戦が始まりそうな雰囲気になってきたところで、彼から衝撃の発言が飛び出した。
「あ、ひとつだけ先に言っておきますが、彼氏になる気はありませんから」
「えっ?!」
「あなた以外にも推しが多いんです。DD…『誰でも大好き』ってやつです。安心してください、全員平等に大事にしてますよ。構いませんね?」
「そんな…」
「そういう訳ですから、これからもよろしくお願いします。月一くらいはお相手できると思いますよ?」
そう言って私の頬にキスをして、にっこりと笑った。私は力無く「はい」返事をするしかなかった。
店長さん、実はなかなかの屑らしい。でも、そのギャップがたまらない。なぜか魅力的に見えてしまう。彼女じゃなくてもいい。推しに愛されて抱かれるんなら、それで構わない。他の女の子なんて見ないフリしとけばいい。
きっと私の心の奥に巣食う破滅願望が、そう思わせてる。
なにせ、バンギャはいつだってメンヘラなんだから。
Fin.
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