推し変したらとんでもないことになった。 (Page 3)

「スゴイ…!こんなに広範囲で…」

「僕もハードコアなヴィジュアル系バンドマンでしてね…『元』ですが。因みにベースしてました」

情報の洪水に脳の処理が追いつかない。今まで何度も店長さんの接客は受けてきたけれど、会話らしい会話はほとんどした事がなかった。

彼は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした所作に黒縁メガネと口髭がよく似合う物静かな男性だ。元ヴィジュアル系バンドマンだなんて信じられない。

そんな彼がピシっとしたシャツとベストの下はこんなに私好みだったなんて…ギャップにドキドキしてしまっている自分がいる。よく見ればへそピアスもしていて、お店の照明を受けてギラギラと光っていた。目線に気づいたのか店長さんは、

「触ってイイですよ。気になるでしょう?」

へそピアスに手を伸ばす。が、手首を掴まれて誘導されたのは、ズボンの上だった。既に固くなっている何かが、私の手に触れる。

「こっちも…気になりますか?」

ごくり、と思わず口の中に出てきた唾液を飲み込んだ。ファスナーに手をかけ、ゆっくりと降ろす。下着はテントを張っていて、ウエストゴム部分を引っ張るとぶるんっ!と立派に反り勃つモノが出てきた。

無意識に大きく息を鼻から吸い込んで、匂いを嗅ぐ。むわりとした雄の匂いに刺激され、下腹部が熱くなる。店長さんはニヤニヤしながら、「味も気になるでしょう?」と私の顔に押し付けてきた。

普通なら「シャワーも浴びてないのに!」と言うところだけど、今はむしろその匂いと味を愉しみたくて仕方なかった。

顔にかかった髪を耳にかけ、先端からずっぽりと収めるよう咥えた。ダージリンとアップルパイの甘い風味で満たされていた口内は、あっという間に彼の塩っぱくて苦い、雄の味でいっぱいになった。

もっと味わいたくて、夢中でむしゃぶりついた。舌を使って舐り、一日中仕事をして汗で蒸れたその味を少し残らず堪能する。

「はあっ、お上手ですね…そんなに、されると…すぐに出てしまいます」

「んぶっ、ぷはぁっ、だってぇ…!ああっ!」

「ふふっ、我慢出来ないみたいですね。キャンキャン喘いで、まるで躾のなってない犬だ」

スカートを捲りショーツの中に手を入れられて、指でなぞって刺激される。元ベーシストというだけあって、その指使いでメロディアスに奏でられてしまう。

「んっ、あぁっ、はあんっ、はあぁ〜っ!」

「こんなにぐちょぐちょにして…早く欲しいですか?」

「あっ、い、意地悪っ、言わないでぇ…!早くぅ…もぉ…!」

「まだもう少し愉しみましょうよ。ね?」

彼は私のショーツを脱がせると、股の間に入り込んで内腿を執拗に舐めた。わざと焦らして、私の表情を見て愉しんでいる。

「あっ、あっ、ねぇっ、まだなのぉ…」

「慌てなくても、きちんとあげますから」

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