ごはんを食べたなら運動すればいいじゃない!
ハルくんが作るごはんが美味しくて食べ過ぎた結果、ちょっとお腹がぽよぽよに…。このままじゃマズイ!運動しよう!とハルくんにベッドへと抱きかかえて連れていかれ、エッチな運動をさせられることになってしまう。その内容とは…?
「なぁ〜陽子ぉ〜」
「んもぉ…なぁに〜?」
甘えた声でハルくんは後ろから抱きついてきた。お風呂上がりのまったりタイムにこんなことをしてくるなんて、何がしたいかは分かりきっているけれども敢えてわからないフリをした。
「言いにくいんだけどさぁ…」
「なによ、ハッキリ言って!」
彼の右手は私の下腹部を撫でる。執拗に撫で回す。もしかして焦らす作戦かな?そんなことしなくてもいいのに、とニヤけてしまう。
「…もしかして、腹が出てきたんじゃねーの?」
「なっ…!」
撫でていた手でお腹の肉を掴まれた。ムニムニと遊ばれて「最近、体重測ってないだろ?」と問われる。
なんとなくだけど、自分でもわかっていた。ハルくんと付き合い始めてから、彼の手作りごはんの虜になっていた。美味しすぎて、つい食べ過ぎてしまう。少し服がキツくなってきたような気もして、現実を知るのが怖くて体重計に乗るのを避けていた。
「…そういえば、最近測ってないかな?あはは」
乾いた笑いでごまかすものの、振り返って見た彼の表情はいつもよりちょっと険しかった。
「俺もさぁ、陽子が美味しそうに食べてくれるからつい作り過ぎてたのもあるんだけどさぁ、このままじゃダメだと思うんだよなぁ〜」
「うぅっ、ごもっともでございます…」
「そういう訳だから、今から運動しようぜ!」
ハルくんは下心のありそうな表情で私の頬にキスをした。やっぱりお誘いだったのね。たまにはこういう誘われ方もいいかな、なんて思っていたら、彼に抱きかかえられベッドへと連れて行かれた。
*****
「ねぇっ、これっ、私が思ってたのと…違うんだけどぉ?!」
「へぇ〜、何だと思ってた?」
「はぁっ、何って、あぁっ、もぉっ!」
私は仰向けに寝転がるハルくんの上に跨って、何故かスクワットをしている。ただのスクワットじゃない。
騎乗位ではあるけれど、ハルくんから「挿入はするけど全部挿れてはいけないし全部抜いてもいけない」「M字開脚になってお尻や局部を俺の肌に触れさせてはいけない」「手は頭の後ろで組んで使わないようにする」「守れなければカウントはゼロに戻す」という変な条件のスクワットをさせられている。
なかなかこのスクワットが難しくて、ずっと中腰で足は痺れるし、疲れてくるとお尻がハルくんに触れてしまって、またイチからやり直さないといけない。何度もやり直しをさせられて、実質何回のスクワットをしたのかわからない。
何より中途半端な状態が続いて、切なくてたまらない。もっと激しくしたい。もっと奥まで欲しい。頭の中とお腹の中がおかしくなりそうだった。
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