平凡な私と若手画家のみだらな一枚

・作

地味なOLのあかりが一目惚れしたのは、小さな画廊に飾られていた一枚の絵。この絵をきっかけに、あかりは新人画家にのめり込んでいく。彼に声をかけられ舞い上がり、気がつけば彼のことが好きになっていた。ある日彼に頼まれ、ヌードデッサンのモデルをすることに…。

「俺、あかりさんのヌードを描きたいんです。こんなに、人の裸を描きたいと思ったのは、初めてなんです!」

何のとりえもない地味なOLの私にそう言ったのは、若手画家の守山康平。

私はある日小さな画廊で彼の絵を見て、すぐにファンになった。

それから少しずつ彼の作品を集めるようになり、彼自身とも交流するように。

彼にとって、私は熱心なファン第一号。

だからなのか?特別気にかけてくれているのはわかっていた。

でも、まさかいきなりヌードを描きたいと言われるとは…。

私は震える体で、うなずいた。

地味で取り柄のない私が、大好きな画家の役に立てるのならと…。

*****

「あかりさんすごく綺麗ですね」

「私の体なんて…」

「本当に綺麗です、最高です」

「あ、ありがとうございます…」

彼の部屋で、彼のベッドの上で私は裸になった。

正直、自分の体に自信は持てないが、彼はそれで良いと言う。

白いシーツの上で裸になった私をまっすぐ見つめる彼…。

「なんか、すごく恥ずかしいです」

「女性が恥ずかしがっているところってすごく可愛いですよね」

思わず顔が赤くなる。

彼の舐めるような視線に、たまらず体が動いてしまった。

ダメ、私は今日は絵のモデルなんだから…いやらしい目的じゃないんだから…。

必死に、いやらしい妄想をする自分を抑えようとする。

でも、抑えきれなかったみたい。

「あかりさん、すごく魅力的です…恥ずかしいですか?顔が紅潮してきましたね、体も震えてる。下半身が自然と動いていますよ」

「あ、ダメ…言わないで」

「なんか、良い香りがしてきました…」

その言葉に、体がビクッと震える。

「細かなところも描写したいので、もっと近づきますね」

「は、はい…」

少し離れたところにいた守山さんが、じわじわと近づいてくる。

ベッドのすぐ目の前に座り、私の胸をじっと見つめた。

「綺麗だ…乳首、すごくピンクなんですね。あれ?乳首、少し立ってる…」

「あ…ち、違うのごめんなさい!」

「こっちの方がうれしいです」

守山さんは、私の乳首に向けて筆を持ち、片目をつぶってバランスを取る。

そして、その瞬間彼の持っている筆が、私の乳首を優しくかすめた。

「あんっ」

声が出ちゃう。もう無理、こんなの我慢できない。

だって、彼の目がいやらしいんだもの。私のことを、舐め回すように見ているんだもの。

地味でとりえのない私だけど、こうなることはわかっていた。

私たちは、強烈に惹かれ合っていたから。

私は彼の絵に惹かれ、次に彼本人に惹かれた。

そして、彼もまた私に惹かれていた。

彼が、私の瞳をじっと見つめながら、筆先で乳首を愛撫する。

「あっ…あんっ…」

もう、声を我慢しようとは思わない。

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