犬系男子の飼い方 (Page 3)
「くぱくぱ開いて、こんなに蜜を垂らして……いやらしいですね、みさきさん」
ふうっと熱い息を吹き掛けられて、びくっと大きく身体が震える。
そんなのお構いなしで伸びた舌が探るように膣口をなぞって、とどまることをしらない蜜を吸う。
じゅる、ぴちゃ、彼が舌を動かす度に粘っこい水音が浴室に響いて、耳まで犯される。
「ふふ、気持ちいいみたいですね」
「そこでしゃべらないで……ああっ」
声の振動をダイレクトに感じて抗議の声を漏らしたのに、舌先がぬるりと膣内に挿入される。
ざらざらとした触感が堪らなくて、自然と腰が揺れるのを、伸びてきた大きな掌が押さえつけた。
「んうっ、……ひ、いあっ」
時折、彼の高い鼻がすでに勃起した陰核を刺激して、ビリビリとした快感が身体中を駆け抜ける。
「両方しちゃ、いやあっ」
このままでは簡単に絶頂を迎えてしまう。
そう思い、彼の肩に手を置き、その身体を押し返そうとするのにびくともしない。
それどころかわざと音を立てて、膣内で蠢く舌の動きが激しくなり、それに伴って鼻が陰茎をぐりぐりと押し潰す。
「だめだめだめ、いっちゃうっ」
「ん、いっていいですよ」
「ひあっ、あ……んんっ」
信じられない。
しつこいくらいの愛撫もそうだけれど、決定的だったのは、間違いなく彼の声。
私の秘部に顔を押し付け懸命にしゃぶる彼のくぐもった声に、イかされてしまった。
「はあ……っ、はあ……」
「みさきさん、脚、僕の肩に乗せてください」
「え?」
なにを言っているのかわからなくて聴き返すと、るいくんは焦れったそうに私の脚を担ぎ、自分の肩に乗せてしまった。
ただでさえ狭い縁に座っているのに、これでは安定感がまるでない。
「大丈夫、落としたりなんてしませんよ」
彼が言うと安心してしまうのはどうしてなのだろう。
その言葉ひとつで、身体の力が抜ける。
縁に手をついて、壁に背を押し付けながら、強請るようにどろどろにとろけた秘部を彼に見せつけた。
「ふふ、可愛い。もっと気持ちよくしてあげます」
ぎらりと光った瞳が、覚悟はいいな、と細められた気がした。
Fin.
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