新人マネのお仕事は、彼専用の？ (Page 3)

「派手にイッたね」

屈みこみ、ローターを拾い上げる翼くん。

それから、手にしたそれにキスをした。

「…菫さんの味がする」

「っ…！」

恥ずかしさで、顔から火を吹きそう。

どうしてこの子は、私にこんな。

「こんな、ことして…楽しいの？」

私は、翼くんのはけ口なんだろうか。

それならそれで構わない。

今更逃げられないし、逃げる気もない。

この子は私が見つけた。私がスカウトした。

歩いてる姿を見ただけなのに引き付けられて。

そのまま声をかけ、事務所まで連れてきた。

新人マネの私だけど、確信があったから。

この子はダイヤの原石。

きっと、トップアイドルになれるって。

売り出すと、順調に固定ファンもついてきた。

グループ売りの時代に珍しい、ソロアイドル。

それも推す要因のひとつだったとは思う。

けれど、一番の理由は。

守りたい。そういう気持ちにさせる雰囲気。

それが、翼くんにはあったから。

…だから私も、こんなことを受け入れてる。

「別に…いいよ。それで、翼くんが満足して」

仕事に向き合えるのなら。

そう、口にしようとしたとき。

「んっ…！？」

いきなりキスされた。優しいキスじゃない。

舌をねじ込み、絡ませてくる。

まるで、奪うかのような。…そんなキス。

「…はっ…あ…」

たっぷりと口内をなぶられ…やっと離された。

口の端から、二人分の唾液がしたたり落ちる。

なんで、といおうとして…言葉が出なくなる。

翼くんの目を、見てしまったから。

「…楽しい？　そう思ってるんだ。菫さんは」

怒ってる？　悲しんでる？　…どっちだろう。

どっちも正しくて、どっちも違う気もする。

考えてると、翼くんがふっと笑った。

「うん。楽しいよ。俺はこんな男だからね」

そう言って、テーブルにローターを置くと。

突っ伏したままの私にのしかかって来た。

「だから解消させて。満足させてよ。菫さんはそれでいいんだろ！？」

秘所に熱いものを感じる。…これは翼くんの。

いつの間に脱いでたんだろうと思う間もなく。

「ああぁ…っ…！」

翼くんのを…挿れられた。

「キッ、ツ…。でも、全部入ったよ？　ほら」

手を取られ、繋がってるとこに持ってかれた。

…翼くんのペニスが根元までナカに入ってる。

「や、だ…っ…！」

思わず手を振り払う。

「入口は狭かったけど、すごい濡れてたから。奥の奥まで、あっさり入ったよ。菫さん」

振りほどいた手を取られ、手首にキスされた。

手を振って拒絶するけど、今度はほどけない。

机の上で、押し潰すように手を重ねられる。

今まで手や口で処理したことはあったけど、ナカに挿れられるなんて初めてで。

…処女じゃないけど、五つも年下の男の子と。

担当のアイドルと…こんなこと、するなんて。

「動くよ。菫さん」