私はビッチ (Page 4)

なんで悲しそうな目で私を見るの?あ、そうか…。

「ごめんなさい。迷惑かけ…」

「虚しくないですか?」

「…うん。バカみたい」

婚約者の幸人(ゆきと)が浮気し別れて、1年。

家を飛び出して慣れない職場で働き、夜はバーに来て男に釣られてる。

こんなこと繰り返してる私ってバカだよね?

「明日から止めてください」

バーテンは、カウンターから手を伸ばしてきた。

「僕が止めます」

「なに言っ…」

「一生付き合わないといけない人間を傷つけてるんですよ?」

「…誰のこと?」

「あなた自身」

その言葉に涙腺が壊れてしまい、子どもみたいに泣きじゃくった。

こんな優しい言葉…小さい頃からずっと待ってた…。

「カウンター、入ってもいい?」

「どうぞ」

カウンターに入りバーテンに飛びつき泣きじゃくると、私の背中をポンポンと叩いてくれた。

「ありがとう。あ、友だちになってくれたのに、名前聞いてない」

「雅也。友だちって言ってないよ?」

「え?だって、止めてくれるんでしょ?」

雅也はさっきからずっと私を見ている。

「あなたが店に来たとき、彼女と別れたんだ」

ダークブラウンの瞳が揺れている。

雅也の顔が近づき、軽く唇が重なった。

カーッと顔が熱くなった私を見て、雅也は優しく笑ってる。

「男に慣れてるフリなんかしなくていいよ」

「そんなに見ないで…」

「こんな近くに好きな人がいるのに、見てもいいじゃん。ねぇ?なんで、そんな顔真っ赤なの?」

「飲み直そうよ(雅也のせいに決まってるじゃん!)」

雅也の目は、カウンターのライトに照らされキラキラして、私の胸はむずむずして、息がしにくい。

「名前マスターに聞いた。可愛いね、サツキさん…」

男から言われ慣れた言葉だけど、雅也の声で聞くと違った。

もう穴が空くんじゃないかってくらい、私を見ている。

「飲み直…」

「年上のくせにサツキさん照れてるの?」

狭いカウンターの中で、雅也は身体を寄せてきて、私は逃げ場がなくなった。

「ねぇ…俺のこと見て」

「…やだ」

「いいよ。こんなにサツキさんのこと見れるんだから」

雅也の声が低く男らしくなっていく。

「は、恥ずかしいよ(声、裏返った…)」

「あ、もっと赤くなった…」

雅也はそう言って、私の顔を大きな手で包みんで、噛むようなキスをした。

動揺しまくって、テンパりまくってる私を抱き寄せて、強く抱きしめられる。

「サツキさん、明日から俺のためにバーに来て」

耳元で囁かれた。

「雅也、若いしイケメンで、こんな優しいなんて、私にはもったいないよ…」

涙が溢れてきて、私から身体を離した。

「俺の好きなサツキさんは、明日から毎日、俺の前に座って、俺が作った酒飲んで、俺だけを見る。はい、決定!」

雅也は微笑みながら私の涙を唇で拭い、とろけるようなキスをしてくれた。

私、ビッチ卒業します。

Fin.

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