私はビッチ (Page 3)

私の喘ぎ声と石本の荒い息、再び中に入った指の水音が、バスルームに反響して耳を刺激する。

身体がふわっと浮いた。

「入れてくれる?」

石本に抱き抱えられ、私はたまらなくいやらしい顔をして首に両手を回した。

荒い息遣いをしている石本は、明るすぎる寝室に入り、私をベッドに押し倒した。

すぐに両脚を開かされ、石本は私に覆い被さってきた。

心の中で、フッと小さく笑い、下から大きすぎる石本のソレに触れた。

カリの周りと先端を、愛液で濡れた手で、ねっとりと撫でた。

「うぅ…はぁあ…」

嫌いな男にリードされるセックスなんかしたくない。

「あっあああぁああぁぁ…おっきいぃ…」

握った石本の大きなソレを自ら中に招き入れる。

中が満たされていき、ソレがピクピク動いているのを感じる。

まだ奥まで入っていないのに、石本は情けない顔をして、うめいている。

最高に気持ちいいと思わない?

私はたまらず、下からズンとソレを奥まで挿した。

石本も私も、大きな喘ぎ声を上げた。

すぐに動かそうとする石本に抱きつき身体を反転して、上になった。

「ああっぁっ…いしもとさんのぉ、あっ…おっきぃん…おくまで感じるぅ」

石本が下から責めてきて、私は上からそのリズムに応えるように動いた。

「あぁっ、おっきぃいぃ…ぁっ…」

自然と身体がのけ反り、石本の顔に潮を噴いた。

男の顔に潮を噴くの興奮が増して、止められない。

顔に潮がかかったときの石本ったら、可愛い喘ぎ声出して、中でソレがビクビク動いてた。

「んんっ…あぁおっきいぃっ…ぐちゅぐちゅいってるの、きこえる?…ああぁっ」

膨らんだクリトリスを石本の根本に擦りつけるように、身体を動かした。

「あぁああぁ、い、いく、いくぅ…」

M字に脚を開いて身体を反って奥へ突き、全身に電気が走ったようになり絶頂を迎えてフワッと倒れた。

石本が覆い被さり上になって動き始め、私はあそこに力を入れソレを締めつけた。

「あぁ、サツキさ…だめ、イク、うぅっ…」

果てた石本に用はない。

身体を離しベッドから降りた。

「はぁ…はぁ…ど、どこ行くの?」

「シャワー浴びさせて」

時間を掛けて丁寧に身体を洗った。

シャワーを出しっぱなしにしバスルームを出て、寝息を立て始めた石本を確認し、私はホテルを後にした。

*****

今夜のセックスは、堪らなく虚しかった。

またバーへ戻ると、バーテンが看板を閉まっているところだった。

「すいません。一杯だけいいですか?」

「どうぞ」

「ありがとう」

私は、コートを脱ぎながら、カウンターのいつもの席に座った。

「おすすめのカクテル、お願いします」

「かしこまりました」

バーテンはシェイカーに酒とリキュール、氷を入れシャカシャカと音を鳴らし混ぜ合わせた。

「ホワイトレディです」

「ゆっくり飲んでもいい?(私とは縁遠い名前のカクテル…)」

「もう、止めてください」

「なんでカクテル作った…」

「もう店に来ないでください」

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