色魔に取り憑かれた私の長い一日 (Page 6)

「ぐぅっ!?」

「あー、締まる…」

塚原くんは気持ちよさそうに声をあげると、動かずにその入り口を指で軽く撫で回す。私は予想外の快感に身をよじらせた。屈辱感があふれ、それが言葉にならない刺激となっていた。

「ほら、やっぱり感じてるんだ。じゃあこれはどう?」

突然塚原くんは目一杯まで突き入れた。私は息が止まりそうになる。

「あっ、やめ…! ふぁっ!」

そのままグリグリと動かされる。私はたまらず腰を動かした。塚原くんはしばらくそれを楽しんでいたが、やがてゆっくり抜き差しを始めた。私は浅く息を吐きながらそれを受け入れていく。腸をかき回されることには生理的な嫌悪感をどうしても感じる。それを塚原くんの楽しそうな声が上塗りしていく。

(こんなこと…嫌なのに)

身体は勝手に反応してしまう。不思議と誘うように腰をうねらせると、涙目で塚原くんを見上げた。

「よしよし、慣れてきたみたいだね。じゃあそろそろ…一緒にイこうか」

塚原くんはうっとりとした声で呟いた。そして片腕で私の腰を掴むと、激しい抽送を始める。もう片手は下腹部に回し、腹の外から私の中を探り当てて撫で回した。私はただ喘ぐことしかできなかった。

「あぁっ!ダメッ!もう…」

「僕もだよ…。出すよ…」

塚原くんの動きが速くなり、私の身体の中で熱が広がると同時に、頭の奥が白く弾けた。

*****

「いや、やりすぎよ。本当に。塚原くんがあんな性癖だなんて…」

風呂で身体をこすり洗いながら、私はぼんやりと呟いた。

『大事な方はオジサン専用にしてあげたでしょ?それに初体験の割には全然痛くないようにしてあげたんだから』

言い返すリリーは、最初に見たときと比べ物にならないくらい肌艶が良く、同性ながらドキドキするほど妖艶だった。

「まぁそれはそうかもしれないけど…」

確かにあれだけやっておいて、血の一滴も出なかったのは奇跡的かもしれない。

『とりあえず、私の体力は全回復したし、出ていってあげてもいいけど…どうする?オジサンの方とはよろしくできるだろうけど』

「それで十分よ。もうあんなのごめんだからね」

私はシャワーで身体を流すと湯船に音を立てて浸かる。なぜかあまり身体は疲れていない。リリーの力なのだろう。

『わかったわ。またあんたのところに遊びにきた時に、他の男と遊びたかったら言ってね』

「…それはもう結構」

一瞬言葉が詰まった。その返答に、リリーはケラケラと甲高い笑い声を上げた。

『はいはい。それじゃあね、バイバーイ!』

浴場に静寂が戻る。

「今日は色々ありすぎて。もう訳分かんないわよ」

身体に残る甘い刺激に、思わず身震いしそうになって、私はため息をついた。

Fin.

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