色魔に取り憑かれた私の長い一日 (Page 5)
塚原くんはその様子に目を細めると、ガチャガチャと音を立ててズボンのベルトを外す。そして既に大きく膨らんだものを取り出した。
「ほら、見て。もうこんなになってるんだ。じゃあ、始めるよ」
塚原くんは私の頭を押さえると、口の中に強引にねじ込んできた。喉の奥に突き刺され、苦しさに涙が滲む。それでも彼は容赦しなかった。腰を振り続ける。苦しい。とても苦しいが、なぜかじわじわと快感がこみあげて来る。
(リリー、あなたドMだったの…!?)
私の頭に素の疑問が浮かんだ。てっきり色魔なんて女王様系だとばかり思っていたのに。
『バレちゃったわねぇ。でもこういうのもいいでしょう?』
いいわけじゃない。良くはないのに、苦しさの中からじわじわと別の感覚が生まれてくるのだ。私は苦しさのあまり涙を流しながら喉をなぶられていた。
「あはははは、いいねその顔!」
いつも笑顔の好青年とも思えないその言葉に、なぜか私の胸は高鳴った。彼の動きがいっそう激しくなり、強く腰を打ち付けたかと思うと、熱いものが勢いよく放たれた。
「…ごほっ、けほっ」
「こぼさないでね、全部飲んで」
塚原くんに促され、私は口の中で粘つくその液体を飲み込んだ。飲み物ではないのだ。美味しくはない。それなのに満足感はあった。
「さて、じゃあ本番といこうかな?」
塚原くんは、今度は自分の手でしごいていた。私はなけなしの理性を振り絞った。
「そ、それだけは嫌!お願い」
私の頭に、先程の店長との情事が思い浮かんだ。裏切りたくはなかった。
「そう?それじゃあ仕方ないねぇ…」
塚原くんは私を四つん這いにさせるとお尻をペチペチと叩いた。
「こっちにしよう。さっきよりは楽だと思うよ」
「えぇっ!?」
塚原くんの指がお尻のくぼみを撫でる。くすぐったさと恥ずかしさで私は身を捩らせた。
「だめ、そんなところ」
「どうしたの、すぐ良くなるって。いつもそうだったじゃん」
塚原くんは完全に、私のことがリリーに見えているようだ。
「やだ、や…」
『大丈夫大丈夫』
場違いに明るいリリー声が脳裏に響き、一瞬私の力が抜けた瞬間に、塚原くんは私の後ろの中に入ってきた。
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