癒しを求めて女性用風俗に行ってみたら過去の教え子に出会ってしまい…

・作

理不尽なクレームを入れられ、疲れ果ててしまった高校教師が、癒やしを求めて女性向け風俗に足を向けると、そこにいたのはおとなしい印象だった昔の教え子。口止めとして受け入れたプレイがどうやら性癖にはまってしまい…。

昔から目標だった教師の職についてそろそろ6年になる。やりがいはあるけれど、疲れることばかりだ。職員室の机に思わず倒れ込んでしまう。

私、市川穂波は高校教師をしている。今年受け持った生徒の一人の親がいわゆるモンスターペアレントで、その対応に精神をかなり削られていた。今日もなんとか電話での理不尽なクレームをなだめて終わらせた。

誰もいない職員室で、私はスマートフォンを開き、あるサイトにアクセスする。あまり褒められたものではないが、唯一のストレス発散方法だった。

ファンシーなハートだらけの画面に表示されているのは、”女性向け風俗”の文字。

「…今日もお願いできるかな」

独り言を言いながら、何度か入ったことのある男性の写真を選ぶ。しかし今日の予約は全て埋まっているようだった。

(なんでよ〜!絶対今日はお願いしたかったのに…)

1度考えてしまうとムラムラが収まらない。女性向け風俗にも色々なタイプがあるが、私はその中でも性感マッサージの上手い年上の男性が好みだった。本番行為は禁止だが、癒やされたい私はむしろそれでちょうどよかった。

私はメッセージアプリを開いて、店に問い合わせをしてみた。するとすぐに返信があった。

”ご指名のセラピストは本日は予約が埋まっておりご予約は不可能です。代わりにまだ若いですが性感マッサージの上手なセラピストが入店しておりますが、いかがでしょうか?”

(あんまり若いのはな〜、生徒を想像しちゃうから…)

と思いつつ、添付されていた写真を見るとなかなかイケメンだったのでついOKしてしまった。

(まぁ1回くらいならいいか)

そんな軽い気持ちで、彼”リョウ”くんを今日は指名することにした。

*****

退勤後、私は手頃なビジネスホテルに入り、指名したリョウくんが来るのを待っていた。しばらくしてドアベルが鳴る。

「こんばんはー、今日はよろしくお願いしますね!」

部屋に入ってきたのはまだあどけなさが残る少年のような見た目の青年だった。身長は高くもなく低くもない中肉中背だが、写真で見たとおり顔立ちはかなり整っている。

「こちらこそよろしくね」

私が応えると、リョウくんは一瞬目を見開いた、ような気がした。
私は既にシャワーを浴びてバスローブ姿になっていた。初めての相手だけあって少しだけ緊張する。

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