セラピストに夫婦生活の相談をしていたはずなのですが (Page 3)

東間の手が背中に回された。大きな手のひらが、ゆっくりと背骨に沿って撫で上げていく。私は自然と身体から力が抜けていった。

「そう、その調子ですよ」

東間の声も遠くに聞こえるようだ。意識ははっきりとあるのに、どこか幸せな夢の中にいるようで現実味がない。

「チカさん、すごくきれいな身体をしてますよね」

東間の声も聞こえているのだが、その言葉を脳が解釈できない。そのかわりに、無意識のうちに「うれしい」と口を動かしていた。

「すごい…吸い付くみたいですよ…」

東間の声は低く甘く、脳に染み込んでいくようだった。腰から下へと降りてきた手に太ももの内側をさすられて、ぞくりとするような快感があった。

「んっ…」

思わず鼻から抜けるような甘い吐息が漏れた。恥ずかしさよりも、もっと触れてほしいという欲求の方が強かった。

「チカさん…可愛い…」

東間の声には熱がこもり始めていた。

「…あっ…！」

突然、胸に触れられてビクンと大きく反応してしまった。東間の手は服の上から優しく乳房を包み込み、ゆっくりと揉んでくる。それだけで、私の口からはまた熱いため息が零れた。

「柔らかいですね…」

東間は何度も同じ言葉を繰り返した。その度に、私は身体を震わせて悦びを示した。

「チカさん、感度いいじゃないですか…最高ですよ」

「あぁ…」

東間の手はシャツの中に入り込み、ブラジャーをずらすと直接胸に触れてきた。指先が乳首に触れると、私は喘いでしまった。その刺激に呼応するように、下半身にじわりと愛液が滲むのを感じた。

「こんなに乳首も硬くなって。気持ちいいですよね？チカさん」

「はい…」

「じゃあ、このままおっぱいで気持ちよくなりましょうか」

東間は再び両手で胸を揉んできた。しかし今度はすぐには先端を刺激してこなかった。指先は円を描くようにしてゆっくりと全体をなぞっている。しばらくそうしているうちに、私の息はどんどん荒くなっていった。

「チカさんのここ、コリッコリッですね」

そう言うと、東間は左右の乳首をつまんだり押したり、引っ張ったりした。そのたびに、また身体が跳ねた。

胸を弄ばれながら、私は無意識に腰を突き出すように動かしていた。スカート越しでも分かるほどに湿り気を帯びた秘部を、東間の膝に押し付けるようにして揺らしてしまう。その動きに気付いたのか、東間は私の胸から手を離すと、お尻の方へ回してきた。