お隣から聞こえてくるあの声の正体を知りたくて (Page 5)
もはや莉奈の口から漏れるのは言葉にならない声だけだった。木原は一度口を離すと、今度は指先で愛液を掬いとるように、莉奈の中への入り口近くをくるくると撫で回した。
絶頂したばかりで敏感になっていた莉奈はびくびくと身体を震わせる。
「あ、ああ…あ」
「気持ちいいかい?」
「は、はいぃ…」
「じゃあ、もうちょっとだけね」
木原は再び顔を近づけると、再び舌を使って今度は優しく突起の周辺を撫で回す。同時に中へも指を1本挿入させる。
木原の指は長く、莉奈の指では届かないような場所へとゆっくりと侵入していく。
「あ、あ、また…いく…」
「いいよ、好きなだけ」
木原の指が莉奈の中でゆっくりと回転し、探るように小刻みにうごめく。中からの刺激と突起を責める舌の動きに、莉奈はなすすべもなく2度目の絶頂を迎えた。
木原はそれでもなお動きを止めずに、莉奈の一番感じる部分を撫で回し続けた。
「はぁ…はぁ…あ、あ、ああ…あ」
莉奈はもはや声を出すこともできず、呼吸をするので精一杯だった。目からは涙があふれ、中からとめどなく愛液が溢れ続けているのを感じた。
莉奈は今まで感じたことのない快感に襲われていることにだんだんと焦りを感じ始めていた。
ちょうどその時、木原はようやく顔を上げて、莉奈の頭を軽く撫でた。
「苦しそうだね。ちょっと休憩しようか」
莉奈は返事をする余裕もなかった。
「少し待っててね、今、飲み物を持ってくるよ」
木原は立ち上がると、部屋の隅にある冷蔵庫へと向かった。莉奈の全身には、汗が滲んでいた。
木原に差し出された麦茶の入ったグラスに一口だけ口をつけると、また疲れが襲ってきて莉奈はぐったりしてしまう。
「その感じじゃあ、シャワーもきつそうだね。身体拭いてあげるよ」
木原はタオルを手に取ると、莉奈の服を脱がせていく。ブラウスの前ボタンを全て外され、ブラジャーを外すと胸元を露わにした状態で、莉奈はベッドの上に寝かされた。
汗をかいたせいで、外気に触れた肌がひんやりと冷たい。
「はぁ…はぁ…あ、あの…」
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