お隣から聞こえてくるあの声の正体を知りたくて (Page 4)
「あー、商売というより…なりゆきでそうなったんだよね。元カノのセフレやりながらお小遣いもらってたのが始まりで、その元カノの知り合いを紹介されたり…って感じで」
「なるほど。なんか…納得です。でも、こう…そ、そんなに良かったんですね、木原さんが…」
木原は半分ほど飲んだビールの缶を揺らしながら喉の奥で笑った。
「将来性ゼロだから彼氏にも旦那にもいらないけど、前戯は上手いからって言われて。ああ、良かったら君もどう?出世払いでいいよ?」
莉奈は昼間に聞こえた水音と喘ぎ声を思い出していた。それに、目の前の男は危険そうな人にも見えなかった。甘いアルコールで、莉奈の頭は少しふわふわとしていた。
「ほんとですか?そ、それじゃあ…」
「こっち来て」
木原が手招きする。莉奈は立ち上がり、隣へと移動した。莉奈の腰に腕が回され、ベッドの縁に腰掛けるように促される。
「そのまま、ゆっくり横になって」
「あ、服って着たままでいいんですか?」
「ん?脱ぎたいかな?下着さえ取ればどっちでもいいんだけど」
「…このままでいいです」
莉奈は言われるままに仰向けになった。
「始めるよ」
木原の手が伸びてくる。莉奈のスカートの中に入り込み、ストッキング越しに太腿に触れた。
木原の掌の熱を感じ、莉奈の心臓が高鳴る。
「あ、あの…。私、今日はシャワー浴びてなくて…」
「いいよ、気にしない」
木原の手は器用にストッキングを脱がせると、指先でショーツに触れる。
「あれ、濡れてるね」
「や、い、言わないでください…」
図書館ではこの部屋から聞こえていた声を思い出してウズウズしていたことを莉奈は思い出した。木原はクロッチ部分を横にずらすと舌を這わせた。ぴちゃり、という音と共に莉奈の身体が小さく跳ねる。
「あっ…だ、だめ…」
「大丈夫だよ」
木原は構わずに舐め続ける。
「はぁ…っ、や、あっ…」
莉奈は息を荒くして悶える。
「ここが良いんだね」
木原は舌先で莉奈の突起を数度つつくと、じゅるじゅると音を立てながら吸い付いた。
「ひっ!ひゃっ、あ、そこっ!」
莉奈はあまりの刺激に脚を閉じそうになるが、木原がその太ももを押さえつけて開かせる。その間も舌先や唇は莉奈の敏感な場所を撫で回し続け、莉奈はあっけなく絶頂に達してしまった。しかし木原は口の動きをゆるめることはなかった。
「はっ…あ、あ、いい…ふぅっ」
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