ちゃんと「待て」をしましょうね? (Page 4)

「あっ、あっ、あんっ、んぅぅ!」

モモは胸を熱くしながら、静かに怒っているアオイの頭を抱いた。彼はモモの胸を吸いながら、濡れているモモの秘処を長く細い指でかきまわす。彼のクセのない髪はさらさらだ。

(アオイくん…っ!)

好きだと、モモはこんな時に強く思った。。勘違いをして、怒っているアオイ。それはいつもの優しいアオイと違ってひどいギャップがあって、モモの熱を余計に高めた。

(あたしに待てしてたとか、だから抱いてくれなかったんだ…!)

なぜ抱いてくれないのか、ずっと疑問だった。いいところまでいくのに抱かなかった理由は、モモからねだるように仕向けるためだった。意外と策士である恋人に、そして彼の愛に、モモは性急に熱を高められながら、幸福さえも感じていた。

「あっ、あっ、そこ、あん、あああんっ!」
「先輩、もうイキそうでしょう?こんなのでも感じてくれるとか、ずっと抱かれるのを待っていた甲斐がありますね?」
「あっ、あっ、だめ、だめっ、ああああんっ!」

彼の低い声に囁かれ、モモは電流の走るような刺激に抗えない。脚の間におさまる彼の身体を挟み、彼の指を秘処で挟み込み、モモは気持ちよさに達する。フッと笑うアオイの顔が、モモのイク顔を眺めている。

「抱かれたいんでしたよね?」
「あっ、まっ、まって、アオ…」

身体がびくびくと震え上がる。快楽の絶頂の余韻に痙攣が止まらない秘処に、アオイの熱いそれが押し当てられていた。早くも押し当てられたそれに、モモは自身の秘処からよだれのような愛液が出てくるのを感じた。
それを、ずっと欲しかったのだ。

「あああっ!」

容赦なく、奥まで侵入されてしまった。モモの秘処は求めていたアオイのそれをきゅうっとくわえ込む。アオイは苦しげな顔をしていたが、余裕を気取るように口元に笑みを湛えた。彼の端正な顔が無理に歪んでいるのが、モモの胸の鼓動を早めた。

「あ、あああ、やんっ、やんっ、ああぁんっ!!」
「はは、濡れているから動きやすい。ちゃんと待てできなかったくせに…ご褒美あげちゃいましたね」

ずちゅっ、ずちゅっと、浅いところまで引き抜かれたアオイのそれが、モモの秘処の最奥を何度も何度も貫いていく。自身の中を擦る太いそれが、モモは気持ちよくてたまらない。ずっとモモがほしかったのは、彼のそれなのだ。できるなら、自分の中から離したくない。

「んんんんっ、んうぅっ、あ、あ、あ、あっん!」
「先輩」

濡れた音と共に指し抜かれるぐちゅりとした音が、いやらしい。モモは羞恥心を感じながらも、身をのけぞらせる。部屋の中に響く音と、興奮したように熱い溜息を吐くアオイの声で、モモはクリトリスにじりじりとした熱が溜まっていくのを感じる。

「今度は、ちゃんと待ってくださいよ…!」
「あっ、あああっ、んんんんんんぅっ!!」

彼が、腰の動きを早めた。びくびくと、モモの中が蠢いてしまう。止まらない絶頂の痙攣と共に、アオイが歯ぎしりをしたのが聞こえてくる。彼は奥に奥にと自身のものを叩きつけ、モモの中で果てたようだった。何度もこつこつと最奥をつかれ、モモは脚をアオイの身体に巻き付ける。

「あ、あ…気持ちい…」

モモはぐったりとのしかかってくるアオイの首に腕を巻き付け、そっと囁いた。

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