淑やかな妻が、初めて積極的になった夜 (Page 2)
「ッぅ…ン、ぁ…」
芽依は大きな声で喘がない。僕がしつこく求めないのもあるだろうが、乳首を愛撫しても性器に触れても、押し殺したような吐息をこぼすだけである。彼女いわく、感じていないというわけではない、らしい。
「ぁ、ぁ…政樹、さん…あのね、今日…」
「ん?」
「…口で、します」
フェラチオは何度かしてもらったことはある。けれども芽依の口は小さく苦しそうで、いつまでも不慣れなままだった。そこがいじらしく思える部分もあったが、必死に義務感でされるのも僕としては不本意なため、最近は少しご無沙汰になっていた。
「無理しなくていいよ、芽依」
「今日は…したいの」
体勢を整えて自身を差し出せば、芽依の可憐な唇に迎えられ、年甲斐もなく腰が震えた。温かい口腔、伏し目を彩る長い睫毛、行き場に迷い僕の太ももへ添えられる小さな手。
「…ふ、ぅ…ン…ぅ…」
今日の芽依は、なんだか熱烈だった。想像していたよりも強い加減で竿を吸われ、狭い口の中で彼女の舌が精一杯の奉仕をしてくれる。ぢゅぷ、じゅる、と時どき漏れる音が下品でそそられたが、視線を下に移せばさらに興奮する光景が広がっていた。
「ンはぁ、ぅ…」
いつの間にか僕から離れていた芽依の手は、彼女自身の性器をまさぐり慰めていた。くちゅくちゅという、微かな響き。小ぶりな胸の先端で、つんと尖った乳首。僕のモノを夢中でしゃぶるたび、ほんの少し覗く唇の内側の粘膜は、芽依の胎内を連想させた。
「芽依ッ…」
「ぁあ…ン、ぁ…まさき、さん…もう…」
「でも、僕の指でも少し慣らした方が」
「ほしい…もう、入れてほしい、です」
我慢の限界で芽依を押し倒した僕にとって、そのおねだりの破壊力たるや凄まじいものだった。今日は初めてづくしのことで、先程から幾度も混乱している。おずおずとではあるが、自らの膝裏を抱えて待ってくれている芽依。その蜜壷が彼女の呼吸に合わせて震え、しとどに溢れる愛液でぐっしょりと濡れていた。
「ッぅ、ン、はぅ…あぁぁン…」
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