新米美容師の私は、同じ美容室で働く先輩に片想いしていた。ある日の閉店後、私にシャンプーの仕方を教えてくれた先輩に、突然キスされて… (Page 3)
日向先輩は、
「未羽の中に、入るよ?」
と耳元で囁くと、硬くなったものを私の秘口にそっと押し当てた。
「あ、あぁっんっ…」
ものすごい異物感があったけれど、それ以上に好きな人と繋がれた幸福感が勝っていた。
「初めてなのに、すごいね…」
先輩は少しずつ腰を動かしながら呟く。
どういう意味かはわからなかったけれど、彼も気持ちいいのだろうと思った。
日向先輩がグッと腰を押し付けるたびに、私は背中から仰け反ってしまう。
ふと、目の前の鏡に映った自分と目が合ってしまった。
たまらなく、いやらしい表情をしている。
こんな自分、今まで知らなかった。
「未羽の感じてる顔、可愛いよ」
日向先輩は、腰の律動に合わせて私の乳首を弄る。
相乗効果なのか、ますます心地よい。
「あっあっ、あっ、あっ」
「未羽、未羽…」
日向先輩が、私を呼び捨てにしている。
こんなに嬉しいこと、多分もうない。
「日向、先…輩…。気持ちいい、です…。あああっ!」
「ん…俺も…」
「あっ、あっ、ああっ、も、だめっ…」
先輩が私を抱きしめる腕に力を込め、さらに早く腰をぶつける。
「あ、あ、あああああっ!!」
その瞬間、今まで生きてきた中で感じたこともないような気持ちよさが私を包み、頭の中が真っ白になった。
頭の片隅で、これがイクってことなのかな、と考えた。
翌日、だるい身体を引きずって出勤すると、私よりも先に日向先輩が来ていた。
通常、新人は一番に出社しなければならないので、出遅れたと思った。
「おはようございます!」
「ああ、おはよう。…身体は、大丈夫?」
その一言で、私はまた顔が赤くなった。
「はい、大丈夫です。その…とっても、先輩が優しかったので…」
「昨日は俺も興奮してて、つい無理をさせちゃったなと思ったんだ。ねぇ、未羽ちゃん」
「はい?」
もう呼び捨てにはしてくれない。
いつもと同じ、後輩の呼び方になっていたことがちょっとだけ寂しかった。
まだブラインドも上げていない店内は、少しだけ薄暗い。
その中で日向先輩は、私を強く抱きしめた。
そして、再び深く口付けた後に「俺のものになって」とつぶやいたのだった。
Fin.
エロい
ゆっちゃん さん 2020年5月4日