新米美容師の私は、同じ美容室で働く先輩に片想いしていた。ある日の閉店後、私にシャンプーの仕方を教えてくれた先輩に、突然キスされて… (Page 2)
「で、こうやって洗うと、お客様も頭皮が刺激されて気持ちいいから、覚えておくといいよ」
「はい」
シャンプー台に上がった私の髪を、日向先輩が優しく洗い上げる。
ほとんど力を入れていないのにくすぐったくなく、それでいて心地よい洗い方だった。
泡を流してブローしてもらう時に、
「未羽ちゃんは少し頭皮に元気がないみたいだね。疲れが溜まっているんだね」
と言われた。
「あ、いつも遅くまでヘアメイクの動画を観たり、勉強したりしていて…」
「そっか、偉いね。でも、睡眠と栄養はしっかり摂ろうね」
「はい」
日向先輩は、髪をブローする手つきも優しかった。
痩せているのにしっかりと大きな手を鏡越しに見た時、無条件で触れてもらえる彼の恋人が、とても羨ましくなってしまった。
「未羽ちゃん」
「はい?」
終わったのかと思って振り返ると、彼はそっと腰を落として私の顎を掴んだ。
声を発する間もなく、私の唇に彼の唇が重なる。
「日向…先輩…」
やっと、それだけが言えた。
私はふと誰かに見られてしまったのではないかと思ったが、ガラス張りの店内はすべてブラインドが下ろされ、店内には私と日向先輩しかいない。
完全な、二人きりだった。
「あの…」
「ごめん。可愛いから、ついしたくなった」
「…!」
私は俯いて、赤くなる顔を隠す。
「私…」
「うん」
「日向先輩のことが、好きです。このお店で、初めて会った時から、ずっと…」
「本当に?」
「はい。ずっと、先輩のことだけを、見ていました」
そう言って彼を見上げると、彼は泣きたいような笑いたいような表情を浮かべて、そっと私を抱きしめる。
「もう一度、いい?」
「はい…」
また、二つの唇が重なる。
私も日向先輩に抱きつくと、痩躯なのに筋肉があることがわかった。
「ん…」
ふいに、日向先輩の手が私の胸に触れる。
私はもう、覚悟ができていた。
「先輩…」
「………いい?」
「…………………はい」
頷くと、先輩は私のトップスの中に手を入れる。
私はとっさに身を引いてしまった。
「…嫌?」
「違うんです。…その、私、胸が小さくて…」
学生時代から、自分の胸が小さいことがとてもコンプレックスだった。
そして、それは今でも変わっていない。
「大丈夫、気にしないよ」
日向先輩は私の耳たぶをなぞるようにして舐めながら、小さな胸を優しく揉む。
私は一気に興奮した気分が高まって、彼の動きに従う。
先輩は私を固定椅子の背もたれに手をつかせるようにして膝立ちさせると、スキニーのチャックを下ろす。
首筋に何度もキスされ、私は鳥肌が立つのがわかった。
「…ぁっ」
指が下着から熱くたぎった性器に触れた時、気づいた。
私は先輩に髪を切ってほしかったのではなく、私に触れてほしかったのだと。
「あ、あっ…」
潤ったそこを、先輩がかき回す。
もう、そこには穏やかさなど消え去って、むき出しにされたオスの本能を感じた。
「すごく濡れているね」
「ゃ…」
「気持ちいい?」
「ん…わかんなぃ…」
首を振ると同時に、先輩は指をさらに奥深くまで入れようとした。
「いたっ…」
「ごめんね。痛かった?」
心配そうな表情を浮かべて謝る先輩に、私は申し訳なくなって俯く。
「違うんです。その…私、初めてで…」
「そうなの?わかった。優しくする」
再び深い口づけをされて、彼の舌が私の舌と絡まる。
それと同時に、なぜか膣にも強い力が入ってしまう。
「ふっ、うぅ…んぅ…」
私の性器からはすでにとめどなく愛液が溢れ、革張りのシートに滴っている。
エロい
ゆっちゃん さん 2020年5月4日