職場でのオナニーがバレた私は、後輩男子から肉体関係を迫られて…

・作

小さな企業でOLとして働く美園悠(みそのはるか) は、様々な事務作業に追われて毎日残業続き。いつも退社が最後になってしまうストレスを発散するため、職場のトイレで自慰をするのが癖になっていた。ある夜、それを若手営業社員の町村航太(まちむらこうた)に気付かれ、体の関係を迫られてしまい…

「ンッ、は…ぁ…」

熱っぽい吐息、ぐちゅぐちゅと響くイヤラシイ水音。自身の性器を夢中で慰める美園は、ここが職場のトイレであることも忘れて、ひたすらに快楽を追い続けていた。

「あぁッ、ンぁぁ…」

初めは、ほんの小さな出来心だった。残業続き、それも一人で社に残って仕事を片付ける毎日のストレスと寂しさ。それを紛らわすために、自慰をしてみたら…。

「ぁ、あぁッ…きもち、ぃッ…」

緊張感と背徳感。それは想像以上のスパイスとなり、気付けば美園は職場でのオナニーにのめり込んでいた。誰もいない夜の時間帯、自分の仕事を全て終えてからトイレの個室で、というマイルール。それは最初こそひっそりと行われていたものの、回数を重ねるうちに自ずと大胆になっていった。

「ンはぁ、ぁぅ…イッ、イクゥッ…!!」

洋式便器に座って腰を突き出しながら、美園は絶頂を迎えて全身を震わせた。膣に差し入れた指に媚肉と愛液がまとわりついて、ドッと煮え立った体温に脳が焼かれて蕩(とろ)けていく。美園は気付いていなかった。ドア1枚を隔てた廊下に、ある人物の影があったことを…。

*****

「悠先輩、お疲れさまッす!」
「あ、あぁ…航太くん。お疲れさま…」

営業課の町村航太。入社二年目の社員で、ここ『マチムラ食品株式会社』社長・町村優太朗氏の三男坊だ。専務である長男や経理主任である次男に比べればかなり人懐っこく、ベテランの社員たちからも可愛がられていた。

「また夜まで残業ですか? 悠先輩ばっかりじゃないですか、残ってるの」
「まぁ、事務はどうしても色々と細かい仕事がね。それに年度の始めだし…」

経営者一族とはいえ、町村は若手中の若手。社長からの指示により、先輩にあたる社員たちは彼を『航太くん』と呼び、敬語や無用なへりくだりは禁じられていた。

「今日は営業先から直帰だって、聞いていたけど…」
「思ったより早く終わったんで。会社来たらまだ鍵開いてるし、誰かいるのかなって思って」

昨年度の末から本日までのほぼ毎日、最後の戸締りは美園の仕事となっていた。今夜もいつも通りあの秘密の行為を、と思っていた矢先に町村の登場だ。残念な気持ちが半分、真っ最中でなくて良かったという安堵の気持ちが半分。

「まだ、何か仕事する?」
「いやしないッす。荷物、置きに来ただけなんで」
「そうなんだね。私も、もう帰るところだったから」

手短に帰り支度を整えて、美園は席を立つ。ふと視線を感じて振り返れば、町村がじっと見つめていた。そして彼はほんのりと笑みを浮かべながら、美園に向かって静かに問いかける。

「悠先輩、今日はトイレ…行かなくていいんですか?」
「…え?」

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