普段優しい小児科医は私がイッてもイッてもやめてくれない (Page 6)
小野寺先生のピストンは止まらない。私がイきそうになると腰を速めるくせに、自分がイきそうになる時は動きを緩める。
先生は私の両腕を持ち引き上げると、対面座位の姿勢で奥を責め立てた。絶妙な腰づかいに私は絶頂が止まらず、はしたなく何度も潮を撒き散らした。
「あっ、きもち、きもひ、ひぃ…っ、ん!」
「さっきから喘ぎ声しか聞こえてねぇし」
「だって、きもち、の…止まんな…っ」
「誰だよ嫌だとかやめてとか言ってたヤツは!あぁ?」
いつもの小野寺先生は、見る影もない。ギラついた雄の瞳で、その欲望を荒い口調で私にぶつけてくる。
段々と余裕を失っていく先生を見て、私は堪らない気持ちになった。
「あ、イく!またイく!分かんないくらいイっちゃう!」
「あー俺もイきそ。なぁ百合、言って?一樹の精子中にいっぱい出してくださいって、言って?」
「一樹の、一樹の精子、中にいっぱい、出してください…っ」
「よくできました」
「ん、んんーっ!」
「…っく、…っ!」
小野寺先生は満足げに微笑むと、キスで私の口を塞ぐ。無我夢中でお互いの舌を貪りながら、私達は同時に絶頂に達した。
「はぁ…はぁ…っん、はぁ…っ」
完全に力の抜けた体を小野寺先生に預けると、先生はギュッと力強く抱き締める。
そして荒い呼吸を繰り返しながら、私の耳元で呟いた。
「ね?だから言ったでしょ?俺達絶対、相性いいって」
Fin.
この作品も好きですが、winter3332の作品はどれも好きです!たくさん投稿待ってます!
ゆり さん 2022年4月2日