私の恋人は情事の時だけ下の名前を呼ぶ (Page 3)
「あっ……や、あ!」
「嫌じゃないだろう、こんなに尖らせているのに」
服をすべて剥ぎ取られた奈央は、武に愛撫されている乳房への刺激に身を悶えさせていた。
頂点を摘まみ、乳房全体を優しく揉みしだき、そして口に含んでコロコロと転がす。
武の唾液がついた乳房の先端は、てらてらと艶めかしく煌めいていた。
そんな事実に奈央は身体を震わせて悦ぶ。
「武さっ、ん……もっと、強くして……」
「いいのか?これだけで終わらせるつもりはないんだが」
そう言って武は、奈央の腹の上に自身の昂っている熱を当てた。
スウェット越しにわかるその大きさに、奈央は恐怖しながらも胸の高鳴りを抑えきれなかった。
奈央の乳房に覆いかぶさっていた状態を起こし、スウェットを脱ぎ捨てながら武は言う。
「本当は何回かこういうデートを重ねてから襲いたかったんだけどな」
「え……じゃあ、今日は本当にえっちしようと思ってなかったんですか……?」
「若い子にがっつくおじさんだと思われたくないだろう?」
「おじさんだなんて言う年齢でもないのに……」
「はは、俺は気にしてるんだよ」
そう言って下着を下ろすと、武の昂る雄の象徴が現れる。
年齢なんかどうでもよくなるほどの象徴に、奈央は目を白黒させるしかなかった。
「入るかな……」
思わずそう言わざるを得ないサイズであった。
「あまり痛くないようにはする。それに、先に慣らしてあったみたいだしな」
ニッと笑う武に反論できるはずもなく、奈央はただただ顔を赤らめるしかなかった。
武はベッドサイドテーブルからスキンを取り出し、先ほどから我慢しているのかピクピクと動く自身の雄の象徴へとかぶせていく。
「用意してあったんじゃないですか……」
「もしもの時を考えて用意だけはしていたんだ。思ったより使う時期が早まったが」
スキンを付けた武は、改めて奈央の身体に割り入り、すっかり潤っている女の入り口に自信をあてがった。
「奈央……入れていいかな?」
武にそう訊ねられ、奈央はまたも顔を赤らめた。
「こういう時だけ名前呼び、ずるいです!」
「そりゃあ奈央より年上だからな、ずるいさ」
「もう!……お願いします、武さん。その熱、ください」
「もちろん、たっぷり堪能してくれ」
そんな応酬を交わし、武は奈央の中にその熱を沈めていった。
始めはゆっくりと、じっくり奈央の中を広げていくように、少しずつ奥へと侵入していった。
待ち望んでいた武の熱に奈央は身体の芯から喜び、震えた。
奈央の甘い鳴き声が、武をより煽る。
「ひっ、あ……んくっ、う……」
「ん……思っていたより狭いな。もう少し奥まで入れるぞ」
「え、あ、ちょ、と……待ってえ、あぁっ!」
奈央の静止も聞かず、武は宣言通りもう少し奥まで腰を押し進めた。
それと共に奈央の愛液がとぷりと零れ落ちる。
そんな淫猥な光景を見て、武はさらに腰を奥へと進めた。
少しずつ押しては引いて、そんなことを繰り返して武の熱はすべて奈央の中に納まった。
「あ……すご……きもち、い……」
「まだ入れただけだぞ、奈央。それに奈央だけ気持ちよくなるのは、ずるい」
そう伝えて武は少しずつピストン運動を始める。
緩く穏やかだったものは、だんだんと勢いを増し、奈央を翻弄した。
「あっ、あっ……すご、い……ひぃんっ、あっ、あぁ、ん!あっ……」
「はあっ……奈央の中、すごい気持ちいい」
揺れる視界の中、奈央は武のキスを求めた。
武はもちろんそれに応え、舌も絡ませて深いキスを交わす。
奈央の甘い声が響く中、武もだんだんとピストンの勢いが力強いものへと変わっていった。
間もなく達するのだと察した奈央は、武の腰へと足を回す。
「熱烈だな」
「だってぇ、こんっ、な……あっ!好き、好きでっ、すう!武さん、好きい!」
「俺も好きだ……奈央、奈央……!」
武から好きという言葉を聞き、奈央は嬉しくなる。
すると自然と、奈央の中が武の熱を締めつけた。
その刺激を受けながらも、奈央の奥深いところまで己の熱を叩きつける武。
最奥を叩かれると、奈央はさらに甲高い声をあげた。
「く……出る、奈央……出すぞ!」
「はい、武さんっ……あっ、イっ……!」
ドクンドクン、と奈央の中で武の熱が弾ける。
スキン越しに感じる武の熱を恍惚とした表情で受け入れる奈央に、武は再びキスをした。
長い熱の放出が終わり、奈央から己の雄の象徴を引き抜いた武は満足そうに微笑む。
「気持ちよかったかな?」
「はい……それはもう、すごく……」
「そうか、それはよかった。ところでもう一回その気持ちよさを味わえるとしたら、どうする?」
奈央はぎょっとした顔で武を見た。
武はニコニコと微笑むだけ。
それから二人は、一晩かけて大いに身体で愛を語らったそうな。
Fin.
意地悪な年上、最高!
王道の展開!だがそこが良かったです!
おじさんに少し意地悪に愛されたい!
大切にされてる感にキュンとしました!
匿名 さん 2020年4月22日