綺麗になったお前が悪い~高校時代の元カノ~ (Page 5)

(ん…もう、朝か…)

細く、目を開く。性欲を出し切った時独特の疲労感と倦怠感に心地よさすら感じる中、身じろぎする。自分の家とは違うホテル独特のぱりぱりのシーツが、裸体には気持ちいい。そしてすぐに、俺は夜過ごした女性が隣にいないことに気がついた。

「ごめんなさい、あなた…!」

その声に、ハッとした。上ずった声は、ベッドよりも遠くにいるようだった。

「そ、そうなの。盛り上がりすぎて…そう…酔っ払って終電のがしてね…?うん…あの、あけみのお宅に泊まってたの…」
(は…)

は?
事情が呑み込みきれない。朝起きてすぐあかりはいなくて、あかりが電話しているのは彼女の旦那なのか…?
寝ている俺に話しかけるのではなく、彼女はいなくなろうとしているようだった。

『さとるくん…っ!!』と言って、イク時もしがみついてきたくせに。

「ごめんなさい…すぐ帰る…!」

俺が目を開き、ベッドから半身を起き上がらせて彼女のいる方向を見る。衣擦れの音がしたことに、あかりは気がついたのか。息を呑んでいた。もうあかりは服を着て、扉から出ていこうとしている。

今追いかければ間に合っただろう。

「すぐ…帰るから…っ!」
「…っ」

しかし、玄関から出ようとした彼女が振り返ったことで、俺は動きをとめた。綺麗な格好をした彼女は振り返ったのだ。
八の字に眉を下げ、涙を両目いっぱいにためている。彼女の顔には俺への拒絶などはなく、罪悪感しかなかった。

(…んだよ…)

涙で濡れた目に見られ、俺は諦めるしかなかった。
あかりへの恋しさを、昨日すべてのことを。

「うん…うん…帰るっ…!」

スマートフォンを耳に押し付けた彼女は、開いた扉を呆気なく閉める。

「あ…」

彼女がいなくなってから、やっと声を出した。昨日話していたのは、何だったのか。
夢か?

『あの時…私……き、だっ…た』

彼女はそう言っていた。だが、元々あかりを手放したのは俺だった。
手放さなければよかった。そうしたら、彼女の言葉は「好きだった」だなんて過去形ではなかった。

「…好きだ」

俺は、自分の中で復活した恋心をどうしたら良いかわからなかった。

Fin.

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