イケメン上司に迫られて、心も身体もとろとろに (Page 2)

「まさかとは思うが、佐藤はあの現場覗くつもりで張っていたのか」

「違います!偶然です!」

慌てて否定したがどことなく不自然で自分でも嘘くさく思えた。

「先週は固まって動けなくなっていたのに、2回目は覗きとは結構大胆だな」

普段キリッとしている部長が笑いながら言う。

「違います!誰か気になっただけです」

「セックスしているのが誰か確かめようとしたって事?」

「…そういう風に言われると」

実際そうなのでなんとも言い返せなくなった。

部長が近づいてくるので思わず後退りし、会議テーブルに腰をぶつけてしまった。

「大丈夫?そんなに逃げられると捕まえたくなる」

整っている顔がジッとこちらを見ている。

視線を外したいけど外せない。吸い込まれるような目をしている。

「部長、何言ってるんですか?会社ですよ!しかも業務時間」

「だから、静かにね」

さっきまでの鋭い視線から、急にいたずらっ子のような表情に変わり顔を近づけてきた。

普段クールな部長がこんなに可愛い表情になるなんて、思わずキュンとしてしまった。

部長の唇が触れそうになる瞬間、

「待ってください!やっぱりここではイヤです」

「ここじゃなきゃいい?じゃ今日仕事終わったら待ち合わせしよう。本当に嫌なら帰っていいよ」

そう言って部長は会議室を出ていった。

私もデスクに戻りミスしないよう気をつけながらなんとか仕事を終わらせた。

私の中で答えは出ていた。

“社内の人間と関係が拗(こじ)れたら面倒というデメリットもあるが、あんなイケメンと関係を持つなんて今後の人生有り得ない。1度くらいイケメンに優しくされてみたい!”

待ち合わせのバルで軽く飲み、早々にホテルへ向った。

「シャワー浴びますね」

「いや、シャワーは後でいい。もう充分おあずけされたんだ、我慢できないよ」

そう言うと部長はキスをしてくれた。

初めはチュッと優しくしたあと、唇をこじ開け口内で部長の舌と自分の舌が絡まりあった。

「ん、んふ」

声が漏れ、全身の力が抜ける。

崩れそうになったところを部長の腕が腰にまわり、支えてくれた。

部長はそのまま腰を引き寄せ下半身をくっつけた。

お互いまだ服を脱いでいないのに、部長の下半身のモノが固くなっているのがわかった。

“私なんかでこんなに”そう思ったら全身が熱くなり、思わず部長の首に腕を回し抱きついてしまった。

部長が耳元で

「やっと抱ける、ずっと好きだった」

と呟くとそのまま耳の中をグチュグチュと舌で愛撫した。

「え、待って今なんて」

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