イケメンホストが私に本気で種付けしてきました (Page 4)

「アサヒさん、さっきはどうも」

気が付けば、さっきと同じスーツ姿のナナセが部屋の中にいる。

あれ、私ドア開けたんだっけ?ていうか、住所も教えた記憶あるような…ないような。

「まだ相当酔ってるね」

「んー、そうみたい」

「具合悪い?」

「悪くないよ」

「ねぇアサヒさん」

「なに?」

「今から抱いていい?」

「聞き間違い?」

「聞き間違いじゃないよ」

ベッドに寝転んでいる私に、ナナセが覆い被さってくる。

「アサヒさんと、セックスしたい」

耳元でそう囁くと、彼は耳朶を優しく甘噛みした。

これは、夢なのかな。綾子があんなこと言うから、意識していたのかもしれない。

「いいよ」

どっちだって構わない。相手はナナセ。私が本気になりさえしなければ、後腐れない関係だ。

「でも私、経験値低過ぎてナナセを満足させられない」

「そんなわけないでしょ?だってほら」

手を掴まれ、グッと引き寄せられる。彼は私の手を、自分の股間に当てた。

「もう、こんなになってる」

「…っ」

「アサヒさんは何も気にしないで、ただ俺に全部任せて。ね?」

その声は、まるで催眠術みたい。私は無意識に、コクンと首を縦に振った。

「あ、も、や、やらぁ…っ!」

「凄いよアサヒさん、とろとろ溢れてくる」

「おかしくなっちゃ、頭へんになる…っ」

「大丈夫、全部可愛いから」

「あぁんっ!」

私だけが何も身につけていない。ナナセはここにやってきた時となんら変わりない格好で、妖艶な笑みを浮かべながら執拗に私の体を弄んだ。

彼の長い指がトントンと私の奥をつつく度に、中からトロリと愛液が溢れる。

粘度のあるそれを、すっかり剥き出しになったクリトリスにヌルヌルと擦り付けた。

「またイッちゃう、ナナセ、またキちゃう…っ」

「アサヒさん、えっちな顔してる」

「…っ!」

ビクビクッと背中を仰け反らせて、私はもう何度目かわからない絶頂を迎えた。

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