イケメンな兄の友人とこっそりあまあまなエッチ (Page 2)

「いつまで寝てるんだよ」兄の大きな声がした。

ダラダラしたままソファで寝てしまったようだ。

「ふぇ、今何時?」と寝ぼけた声をあげた。

「もうすぐ17時だよ、さわちゃん」

予想外の声に驚き一瞬で目が覚めた。恭平の声だ。

「父さんも母さんも今日は遅くなりそうだから、可哀想だと思って戻って来たんだよ」

面倒くさそうに兄が言う。

「別にいいのに」恭平がいることに驚いて頭が回らず、ぶっきらぼうに答える。

「迷惑だったかな?」恭平の申し訳なさそうな声が聞こえた。

「いえ、そんな、すみません。遊びに行く予定だったんですよね。邪魔しちゃったみたいで」

「恭平が、せっかく実家帰って来て一人だったら寂しいだろうからってご飯買って戻って来たの。恭平に感謝しろよ」

「さわちゃん結構飲むんでしょ?買って来たよ」そう言われてダイニングテーブルに目をやった。

大量のお酒が並べられている。

「とりあえず顔洗って来たら?」兄に言われバスルームに向かった。

バスルームで身支度を整え、二人がいるキッチンへ戻った。

「じゃ改めて、さわちゃんお帰り。乾杯」

3人で乾杯し、兄と恭平との関係やそれぞれの恋愛事情などそれなりに盛り上がった。

お酒に強くない兄はいつの間にかリビングのソファで寝てしまっていた。

「さわちゃん、彼氏いないって言ってたけど本当に?こんな可愛い子に彼氏いないなんて信じられないな」

「本当ですよ、仕事忙しくてそんな気になれないんですよ。恭平さんこそ、こんなイケメンなのに彼女がいないなんて信じられません」

「俺イケメンじゃないよ、全然モテない。今日だってガッついちゃってるし」

「そうなんですか?」今日の昼間ナンパでもして来たのだろうか、あまり深く聞かない方が良いかと聞き流した。

「あれ?気付いてない?じゃ、もっとガッついちゃおうかな」

そう言うと、恭平は立ち上がりさわの隣に座った。

「さわちゃん、キスしていい?」イケメンが上目遣いで聞いてきた。

予想外の問いに返事をできずにいると

「午前中に会った時からさわちゃんのこと可愛いと思ってた。さわちゃんとキスしたい、ダメかな?」

再びイケメンの上目遣いで見つめられ、急展開に驚きつつも、恭平の可愛い聞き方に思わず“うん”と頷いてしまった。

「さわちゃん」と呟く声が聞こえた後、軽く唇が触れ合った。

「もう少ししていい?」と耳元で囁かれ、さっきと同じように頷くと

耳にキスをされ、もう一度唇が触れ合った。

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