先輩カップルに刺激されて初体験しちゃいました
めいは大学3年生。4年生の悟と付き合って半年。そろそろキスの続きを期待している。夏休みに入り、悟の部屋で悟の友達カップルと勉強会をすることに。めいのためにとイチャイチャしだした友達カップルに刺激され、初めてを迎えるめいと悟。
めいには最近悩みがある。1つ年上の悟と付き合って半年経つのにキスより先へ進展しないのだ。
今日は悟の友達カップル(健と真由美)と悟の部屋で勉強会をすることになっている。もしタイミングがあれば真由美に関係を進展させるきっかけを聞いてみたいと思っていた。
お昼過ぎに集合し、各々勉強に集中している。途中休憩を挟みながらもみんな黙々と勉強し、予想外に捗った。
「俺もう限界」一番初めに音をあげたのは健だった。
「真由美、俺頑張った方だよね?」と真由美の正座している太腿へ頭を乗せた。
「私、アイスでも買ってきましょうか?」
見てるこっちが照れてしまい、思わず立ち上がった。
「俺も行くよ、変なこと始めんなよ」と悟が言い、めいの手を握って部屋を出た。
近所のコンビニへ向かいながら
「勉強疲れた?」優しい悟の声。
「思った以上に勉強が進んで驚いてる。友達と勉強してもふざけて終わっちゃうことが多いから」
「俺たち単位ギリギリだからね、はははぁ」とため息混じりに笑った。
悟達は4年生、こんな風に過ごせるのも今だけかもしれないと急に寂しくなった。
「めい」と急に立ち止まり、両手で顔を挟まれた。
むぎゅっとほっぺを押され、突き出た唇に一瞬触れるか触れないかくらいのキスをされた。
「めいの考えてることわかるよ。来年も勉強みてあげる」と言われた。
悟のこういう所が本当に好き。
「よし、アイス買って戻ろ」と、手を繋いで部屋へ戻った。
*****
「ん。ちょっと、もう終わり」
玄関を入ると真由美の声が聞こえた。
「ダメだって。んー」
ドンドン、悟が強めに部屋のドアを叩いた。
「入るぞ!変なことするなって言っただろ」と言いながらドアを開けた。
「してないよぉ、真由美がさせてくんねーの」と泣き真似をする健。
『バカ』真由美と悟が同時に言った。
めいは真っ赤になって立っていた。
「めいちゃん、アイスちょうだい」とヘラヘラ笑う健に慌ててアイスを渡した。
さっきまでのことが何もなかったかのように3人とも普通にアイスを食べ始めた。
めいはさっきの真由美の甘い声が忘れられず、真由美の口元ばかり見てしまう。
「悟、わりぃ、お茶買いに行こう」
「は?急にナニ?」
「じゃ、私が」と言い終わらないうちに
「真由美がめいちゃんと話あるみたいだからめいちゃんは残って。俺と悟で買ってくるから、悟、先に下降りててよ」
突然のことに健以外、状況が分からず困惑する3人だったが、真由美が話があるならとなんとなく言われるままにした。
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