エッチなオシオキ!~中イキ絶頂篇~

・作

隠していたバイブレーターが「なんで?!」大好きな彼に見つかり、「俺のじゃ満足できないってこと?」彼とのセックスで中イキできるよう、こっそり一人で練習していたんだけど…彼に玩具がバレて、怒った彼からエッチなオシオキ?!オシオキセックスで中イキ絶頂!

「ねぇ、コレなに」

禍々しいピンクの色。
彼が手に持っていたのは、シリコンでできたバイブレーター。

「え…ッなんで!?」

眉間にシワを寄せ、怒った表情で私を見つめる彼。

「“なんで”じゃないでしょ。どうゆうこと?」

にじり寄る彼からは、ツンとしたスパイシーな香りと甘い香りがする。
対比的に混ざり合った彼のコノ香りは、私をいつもくらくらとさせる。

「俺のじゃ満足できないってこと?」

――あ、やばい。

「え、えっと。そういうことじゃなくて」

「じゃあ、どういうこと?」
後ろはベッドだ。
彼は私の手首を掴んで、引き寄せた。
「ほぼ毎日しているのに自分でしないと気持ちよくないってこと?」

顔が近い。
彼の唇が、私の鼻に触れそうだ。
腰に彼の温かい腕が回る。
「や、そういうことじゃな…」

彼がパッと私から手を離した。重心がずれた私はベッドにストンと座った。
履いていたピンクのフレアスカートがふわっと広がった。
彼は私の肩を掴み、そのままベッドに押し倒す。

「じゃあ、いっぱいイかせてあげる」

――あ。

黒い瞳の中に私が映っている。彼の目が好きだ。
鋭い瞳に捕えられて、じっと見つめられると、彼に従ってしまう。

彼の温かい手が太ももを這う。
――――まつげ、長い。
彼の黒くて長いまつげにセクシーさを感じてうっとりしていると、触れるようなキスが落ちてきた。
触れた唇の先から、じんわりと伝わる熱。―――興奮する。

唇からビリビリと足先まで痺れて、胸が跳ねる。

キスにうっとりしていると、下着をゆっくりと下ろされる。
私の秘部が露わになる。

こじ開けるように入ってくる舌先。応えるように舌を絡め、続く優しいキスに応えていると、熱を帯び始めた突起に触れられて、体がビクリとはねた。

「…んっ」

「ちょっと触っただけだよ?」

いじわるを言う彼の口の端が上がっている。
低い声が聴覚を刺激して、思考をぼんやりとさせる。
彼の器用な指が、私の突起を幾度となく転がす。
与えられる快感に、思わず目をギュッとつむった。

体の中心が熱くなっていく。
彼の胸元に強くつかまり、声を抑えていたら「だめだよ、オシオキなんだから」と、耳を噛まれながらつぶやかれた。
体がぶるりと震える。

「ッぁ」
私の体は、小さく1度目の絶頂を迎える。

「んんっ」
彼は絶頂した私を無視してそのままクリトリスを擦る。

「―――ッぁ」

擦られるたびに、濡れそぼった秘部へも指が触れる。
秘部を通るたび、腰が浮いてしまう。

目線を上に向けると温かい手とは真逆に、彼から注がれていたのは冷たい目線だった。
心臓がヒヤリと冷たくなる。

「―ぅッん」

彼の熱い指が私の中に入ってくる。
入り口を広げるように円を描き、中を擦る。
指は丁寧に私の反応する部分を探し、奥へ奥へと進んでいく。

内壁を擦られ、ゆるくじわじわと物欲しくなってくる。

「ナカ、ざらざらしてきた」
冷たい目線と低い声。
そして、優しい口づけ。

熱くなる体。必死で彼の舌にからみつく。

「挿れて欲しい…っ」

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