初旅行で目覚めた、撮影されると感じる私
私(真希)と大輔は付き合って一年記念に温泉旅館に来た。二人での初めての旅行にテンションが上がり、普段は撮らない動画や写真をたくさん撮り合う私たち。素敵なお部屋に再びテンションが上がり、お部屋の紹介動画のはずがえっちな動画撮影に。撮影されるのがこんなに興奮するなんて…
「着いたー!」
今日は大輔と付き合って一年記念に旅行に来た。
お互い連休の取りづらい職場のため3ヶ月前から計画していた。旅館も奮発して『露天風呂付きの離れ』を選んだ。お部屋で過ごすのも楽しみだけど、旅先での観光も楽しみ。
普段写真や動画なんて撮らないのに、旅行でテンションが上がったのか、移動中からずっとスマホでお互い撮影し合っていた。
どちらかというとクールなタイプの大輔も珍しくテンションが上がっているようで、こちらも嬉しくなった。
温泉街を散策し、ちょうど疲れたと思った頃に旅館に着いた。ロビーはモダンというのかスタイリッシュというのが正解なのかわからないけど、高級感が漂っている。大輔をチラッと見ると大輔もちょうどこちらを見ていた。
「一応、確認なんだけど、こういうところって作法とかマナーとかある?」と小声で大輔に聞いた。
「ないだろ、というか俺もわからん」と小さく笑い合った。
チェックインを済ませ、案内された離れの部屋は和室とは別にベッドがあり、こちらも高級感を感じられるがリラックスできそうな雰囲気もある。
「こんな素敵なお部屋なかなか来れないよね!記念に動画とっておこ!」と大輔にカメラマン役を任せ、レポーター気取りで部屋の中を紹介していく。
「そして、メインはこちら!!!じゃじゃん!露天風呂です!!!素敵でしょ」とカメラにキメ顔を向けた。
「ふふっお湯加減はどうですか?」カメラマンもノリノリで質問してきた。
ちゃぷちゃぷっとお湯に手を入れ温度を確かめる。
「熱すぎずちょうど良さそうです」と返すと、
「じゃ、このまま入浴シーンも撮ろうか?」と大輔から意外な提案をされた。
意外すぎて、何言ってるんだかと流してしまったが内心ドキドキした。
大輔とのセックスは毎回満足しているが、大輔は割と淡白な方で私が満足したならそれでいいと思っているようだ。
もし、さっき言われるがままに入浴シーンを撮影したらどうなっていただろう、と考えると身体が熱くなった。
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