色恋沙汰はご法度 (Page 4)
喜びに満ちた弾む吐息が梨子から漏れると、やや強めに胸を揉む。キスのせいで我慢する声がまたソソる。
「梨子1度しか言わねえ。今まで我慢してやったんだ。そう簡単に逃さねえから覚悟しとけ」
小さく、お願いしますとか可愛すぎんだろ。立ち上がり梨子を抱えれば、しがみつくか細い腕。
キングサイズのベッドに、髪も胸元も乱れた梨子が横たわりながら、ネクタイを緩め外しシャツを脱ぐ俺の一部始終を見ている。
んっ…梨子のシャツをたくし上げると見た目からは想像出来ない豊満な胸、背中に腕を差し入れブラを外せば現れる噛んで欲しげな主張する乳首。
っんあ…!カリッと口に含めばなお固さを増す。舌を小刻みに動かしながらスカートを脱がせ下半身で膝を割る。
「っやぁ…」
「期待してるようだな、ここも」
トン、と指をあてがい下着のクロッチ部分から秘裂をなぞる。熱さとねっとりした感触がたまらず押し進めると、くちゅりと厭らしい音を響かせ蜜が溢れ出す。
「…ぁあ…ッ」
「痛かったら言えよ」
解れた内壁を掻き乱しながら梨子を見れば、顔や胸を行ったり来たりする腕、与えられる快楽に戸惑っている。
そのせいで閉じそうになる脚を大きく開き、ムンとした香りを放つ秘処に舌を転がす。
ッあああぁっん!!
「たまんねえな」
舐めても吸っても次から次へと愛液を流し止まることを知らない秘処を、舌と指で同時に犯す。
仕事では決して聞けない甘い声の梨子。その脚が俺の頭を挟みながら快感に素直になる。クチュクチュ…淫音も感度が増し、脚に力が籠り限界が近い。
「…イケよ」
そう囁けば、一瞬で甘い刺激が飛び散り激しく弾ける身体。ややしてゆっくり体を起こす色気に満ちた梨子と視線が絡み…
「榊さん…す、き」
「ああ…知ってる、だからもう遠慮はしねえぞ」
吐息ごと奪うくらいのキスで次から次へと唇を塞ぐ。持て余していた感情を梨子に深く与える。
はなっから余裕なんてねえんだ。面倒を見る者に、こういった感情移入すること自体ご法度な世界で、それでも俺は…侵す。
「…くっ、キツすぎんだろ」
「さ、か、あっああ!」
梨子の乱れた声に、小さすぎる中に、俺のモノは血管さえもこれ以上なく膨れ上がり…
「大丈夫か…が、悪い。もう止めてやれねえ、いいか?」
「…っは、い」
ぐちゅん…!最奥で膨れ上がる熱。膝を抱えギリギリまで引いては、ゆっくり見せつけるように奥へ。
梨子の小さな身体にそぐわない厭らしい濁音に、動きが激しさを増し、仰け反る背中。その背中を腕で支え繋がりながら、夢中で唇を貪りあう。
「梨子の吐息も俺のモノだ」
うぁあぁああ…!
掠れた声音と、渦巻く秘処、巻きついて離れない繋がり。
「梨子、愛してる」
激しく腰を振りさらに俺を締めつけそして、2人同時に互いに滴る熱を放出させた…
梨子。覚悟を決めた俺の想いは重いぞ。しっかりついてこいよ。
Fin.
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