酔った勢いに身を任せることの怖さを実感しました (Page 2)

次に目を覚ましたのはベッドの上だった。

え?ここはどこ?少なくとも私の部屋じゃない。

もしかして…この過剰にデコレーションされたベッドは…ラブホテル?

見るとバーで見掛けた彼がワインを飲んでいた。彼は唇をあげて笑う。

「ダメじゃないですか、若い女の子がそんなになるまで飲むなんて…しかもセクハラの愚痴を言いながら」

ベッドに寝ている私に近づいてくる彼。私が着ているスーツを丁寧に脱がせると床へと投げた。

いつの間にか私はシャツとストッキングだけの姿にされてしまった。

「それで?触られたのは胸だっけ?」彼はしっかり話を聞いていたらしい。

男らしい角ばった指がシャツと下着越しに私の両胸を揉む。

「あん…!」いきなりのことで思わず小さな声が出てしまった。

「まあ会社はちょっと触るくらいしかできませんもんね」ひとり納得しつつシャツのボタンを外し、ブラも手慣れた様子で外すとスーツと同じように床に落とす。

「まさかこんなことはされていないでしょう?」と言いながら、人差し指を乳首の回りにくるくると這わせ始めた。

「きゃ、あん…、そこは…!」お酒で身体が熱く、一番弱いところを責められ私の理性は吹っ飛んでしまった。

口からはもう甘い声しか出ない。「そこ、もっと…い、い…」

乱れる姿を見て気を良くしたのか彼は笑みを深めた。

「あなたは感じやすい身体をしているんですね。名前も知らない男に抱かれているのに…」

そう言いながら、わざとらしく音をたててストッキングを破り始めた。

私が身につけているものは、もうショーツしかない。

そっと腰を撫でながら男は言う。「これに比べたらあなたの受けたセクハラなんて大したものじゃないでしょう?」

そして一気に足からショーツを引き抜き、太ももを大きく開脚させた。

胸へ受けた刺激のせいで、そこは溢れんばかりに愛液で潤っている。

「いくら酔っていたとしても…感じていなければここまで濡れませんよね?」

すると男は無遠慮にナカへと指を挿入してきた。すんなりと受け入れる私のカラダ。

「清楚な見た目をして意外に遊んでいるんですか」

「ち、違います!ちょっと酔っているだけで…」

「そうとは見えませんけど」

私の羞恥心を煽るように、わざと男はぐちゃぐちゃと音をたてて指を動かした。

やめてと思う気持ちと、もっとと思う気持ち。勝ったのは本能だった。

「もっと…足りない、気持ちよくしてぇ…」

「…随分素直なお嬢さんですね。いいでしょう」

男がスラックスの前を寛げると、平均より大きなペニスが出てきた。アレがこれから私の中に…。

「あぁん!」挿入の瞬間、思わず大きな声が出てしまった。熱い、でも気持ちいい。

ゆさゆさと揺さぶられるたび、声が止まらない。

「や、も…無理ぃ…!」そう叫んだ瞬間、私は意識を手放した。

深夜に近づいたころ、私は目を覚ました。男はもういない。

服は丁寧にたたまれて、椅子の上に置いてあった。

その上には「来週、19時にあのバーで」と書かれたカードが置いてあった。

Fin.

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